キョンシーを徹底解説!中国のキョンシー実在調査のまとめ

中国のキョンシー実在調査のまとめ

これまで、中国で起こったとされるキョンシー事件について調べてきました。今回は、キョンシーの生態、弱点、作り方、キョンシーの起源、そしてキョンシーと戦う茅山道士、そして道士の武器から印の結び方、額に貼るお札や戦い方などについて徹底的に調べましたのでそのまとめ記事です( ´∀`)

中国のサイトや動画を検索していると、検索結果にゲームが引っかかることが多数、というか半分以上はゲーム関係のページでしたので、ゲームのキャラとして愛されていると感じました。その他にはキョンシー肉、キョンシー車、キョンシー会社など、長年放置されていたものにキョンシーを付けているケースも多くみられます。キョンシー魚なる魚もいます。キョンシー肉は食べたくないですね(´;ω;`)

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★ 中国におけるキョンシーの認識

  • キョンシーとは?

キョンシーは言わずと知れた中国の妖怪で、日本では80年代の香港や台湾の映画、霊幻道士(僵尸先生)や幽幻道士、来来キョンシーズで有名になりました。日本でのキョンシーについてのイメージはこれらの映画の影響が強いです。キョンシーは中国語で僵尸(jiangshi, ジアンシー)、日本の漢字では殭屍(日本語の読みではキョウシ)と書きます。香港映画の霊幻道士の中では、広東語が使われているので、ガンスィーと言っています。微妙にキョンシーとの発音は違いますが、調べてみるとキョンシーの名前を広めたのは、映画の配給会社の人のようです。




キョンシーの弱点はお札、もち米、墨を染み込ませた糸、桃木剣、八卦鏡など沢山ありますが、道教由来のものが多いです。道教には実は色んな宗派があり、おもにお札を使って妖怪退治をする派としては正一派の符箓派の茅山(マオシャン)道教があります。お札を使わない宗派もあります。映画のクレジットには道士のことを茅山道士と表記している場合もありますが、ここからもわかるように妖怪退治は茅山道士の代名詞ともなっています。

キョンシーの作り方には2種類あり、自然にできる場合と術によって作る場合があります。キョンシーを術により作ることを赶屍(ガンシー)術といい、キョンシーの額にお札をつけて運ぶときの赶屍術者のリーダーを道長といいます。霊幻道士の頼りになる道士、ガウ道士役の林正英(ラム・チェンイン)さんが主演した1995年のテレビドラマシリーズ、霊幻道士・キョンシーマスターの原題である殭屍道長の道長はこの赶屍術者のことを指します。ガウ道士は正一派の符箓派の茅山(マオシャン)道教に属する茅山道士です。符箓(フールゥ)とは道教の重要な意味を持つ図形のことです。道教やお札の詳細な説明は本記事のかなり下の方ににあります。(長くなってすみません;;)

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故  林正英(ラム・チェンイン)さん
  • キョンシーの服

キョンシーが着ている服ですが、だぶだぶの青や黒の着物に個性的な黒い帽子を被っています。これは中国の清の時代の服装です。単純に復活したキョンシーが元々清の時代に埋葬された遺体だったからです。別な時代に埋葬された遺体だと、亡くなった時代の服を着ています。

  • 中国における魂魄

古来より中国では、人間の身体には魂(こん)と魄(はく)があると考えられてきました。魂魄は表裏一体で、魂が精神的活動で陽、魄が肉体的活動で陰を表し、人の死後、魂は天に、魄は地に帰るとされます。キョンシーは魄が地に帰らずに体に残った状態です。




  • キョンシーの由来

キョンシーは中国の民間伝承の中で語られる、人間が死後に長い時間が経っても腐らず、体から魂が抜け、魄だけが残ったために動けるようになった遺体のことです。低級のキョンシーは赶屍術者の鈴の音に従って動き、通常は意識や自我はありません。しかし、高級のキョンシーともなると、自我を持ち、自分の意思で動きます。《子不語》や《閲微草堂筆記》によると、キョンシーには三つの別名があります。すなわち、移屍、走影、走屍です。

キョンシーは元々、中国の神話時代の神様の一人、日照りの神、旱魃に由来しています。この旱魃が呪いでキョンシーになったとか、魃という妖怪の名前が旱魃に由来しており、この魃がキョンシーになった等の伝説が残されています。旱魃は古くは美しい天女でしたが時代と共に妖怪として扱われるようになり、最終的には干ばつが起こると死者が旱魃になったためだと考えられて、最近死んだ人の墓を暴いて死体を焼く風習が出来ました。この風習は農村部では1960年代まで続いていたと言います。つまり、実際の旱魃の風習とキョンシーが結びついた訳です。このため、キョンシーの始祖とされています。

旱魃に関しては以下をご覧ください!

旱魃:美しい女性から恐ろしいキョンシーにまで変わってしまった悲劇の天女

キョンシーの話は中国の清の時代に書かれた《子不語》や《閲微草堂筆記》などに載っています。有名どころでは、西遊記に出てくる白骨夫人というキョンシーでしょうか。結局は孫悟空に倒されました。

子不語:,清代の袁枚(えんばい)が収集した18世紀後半の怪談集。

閲微草堂筆記:清朝乾隆五十四年(1789年)に書かれた怪奇小説。

  • キョンシーの故事中の赶屍とは?

湖南省の湘西には少数民族の苗族の居住地があります。明、清時代に朝廷の勢力はこの地にまで及んでいました。朝廷はこの地に要塞を築き、反乱を鎮圧しました。そのときの要塞が有名な観光地である鳳凰城として残っています。

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このあたりは戦乱が絶えずに、死亡者重傷者が多数出ました。加えて、起伏の激しい山岳地帯で地形は険しく、死者を故郷まで送ることは非常に困難でした。そこで死者自体を歩かせると楽ができるという発想に至ったようです。キョンシー伝説はこの湘西に一番多く残っており、同時に赶屍伝説の生まれた場所の可能性が指摘されています。湘西の赶屍、または移霊とも呼ばれますが、茅山術に属し湘西の沅陵、濾渓、辰渓、叙浦の四県で生み出されたと言われています。

苗族に関しては以下をご覧ください!

蝴蝶媽媽と妹榜妹留:神秘的な民族、苗族のご先祖様のお話

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遺体が腐る前に術士が故郷に連れ帰り埋葬します。このとき、道士が遺体に術をかけて、自分で動けるようにすることを赶屍といいます。しかし、死後硬直のため身体が硬いので、歩くことは出来ずに飛び跳ねます。赶屍の術士は大体3~5名同行し、縄で遺体を縛り、一列に整列させて、キョンシーが暴走しないように額に黄色いお札を貼り付けます。その後、鈴を鳴らしてキョンシーを動かし夜な夜な出発します。夜明けになると、お札を掲げて遺体をで整列させ待機させ、また夜になると出発します。実際にこの術を行い、死者が動いたという確固たる証拠は今のところありません。

それ以外に、中国の建築の際に用いる風水の慣例では、通常は門の下に木の板で15cm程度の段差をつけていますが、これはぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシーが家に入ってこないようにするためのものです。

苗族の伝統的なもう一つの術に蠱毒があります。蠱毒は苗族独特の術と言う訳ではなく中国全土で用いられていましたが、特に苗族で盛んに行われていました。

出典:m.zhulang.com

遺体がキョンシーになる事に関して、《閲微草堂筆記》 にはこの原因について述べています。遺体を埋葬して腐らない理由は、下の理由によるものでです。

  1. 科学的に見ると酸性、アルカリ性のバランスが悪く、微生物の成長にそぐわない土壌に埋められると遺体は腐敗しにくく、100年たっても肌や毛髪は腐らずに残り資料によっては爪や毛髪が埋葬以降さらに伸びていたという記述もあります。理由は、死後筋肉が収縮して押し出されたために伸びたと考えられます。これは蔭屍と呼ばれ、術を使って早くキョンシーを作る場合ではなく、自然に遺体がキョンシーになる場合の過渡期の状態です。風水学の中でもこのことは述べられています。
  2. 道家の道士が使う太陰煉形の法をもって、埋葬後100年経過した遺体は復活します。
  3. 復活した遺体は邪物/邪気を身につけています。
  4. 陽気を吸収し終わった遺体は、人の生気を奪い取るようになり、人を死に追いやります。
  5. 生気を奪い取られ、人が死ぬ際には、魂は飛ばされて魄が残ってしまいます。袁枚の《子不語》によれば、人の魂は善く魄は悪く、人の魂は霊で魄は愚である。三魂七魄は人をつかさどり、魂のみが人体から離れると悪鬼、すなわちキョンシーとなります。
  6. 死後棺に入れたまま埋葬しない場合。1950年代の香港では、この風習が残っていたために、遺体が陽気を吸収するようになり、キョンシーになってしまうのではないかと盛んに噂されていました。

魂魄:魂魄は表裏一体で、魂が精神的活動で陽、魄が肉体的活動で陰を表す。人の死後、魂は天に、魄は地に帰る。キョンシーは魄が地に帰らずに体に残った状態。

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  • キョンシーの作り方

キョンシーを作る方法は、風水的な埋葬法から作ったり、道士の術により作ったり何種類かありますが、どの方法も身体から魂を抜き、魄だけを残すことでできます。風水的に誤った埋葬や生前の怨念が強いほど強力なキョンシーになります。

遺体を埋めるのは、微生物が少ない土壌や乾燥した土壌など、遺体が腐りにくい土を選ぶのがいいでしょう。埋める場所は風水的に誤った場所です。四神相応、龍穴格局、墓の向きや位置、埋葬日時などを意図的に悪くします。すると、魄が遺体から抜けずに残ったままで、遺体は腐敗しにくくやがて陽気を吸収しだします。100年経つとキョンシーの原型が出来上がります。この状態の遺体に道士の太陰煉形の法を行うとキョンシーの完成です。道士が太陰煉形の法を用いなくても、自然と出来る場合もあります。




術で作るキョンシーは、中国湘西の道士が戦乱で死亡した兵士の遺体を自分で歩かせるようにし故郷までつれて帰ったという伝承に由来しています。この地方は険しい山岳地帯であるために、荷車などで遺体を運ぶのが難しかったためです。この自分で動けるようになった遺体を、赶屍(かんし)、または移霊(いれい)とも呼びます。フレッシュな遺体に対して行う術です。キョンシーに咬まれた人がキョンシーになってしまう場合がありますが、正確には咬まれたとき生気を吸収され、魂が抜けて魄だけが残ってしまいキョンシーに変わります。(映画の場合は毒設定もあります。)

  • キョンシーの特徴

伝説によると、キョンシーは人を食べてその血を吸います。《閲微草堂筆記》では、キョンシーの容貌についてこう記されています。白い毛が体中に生えており、目は辰砂(硫化水銀:HgS)のように真っ赤で、指は曲がっており、歯は鋭く、唇から飛び出ていました。音を立ててゆっくりと呼吸しており、鼻の穴からは血が滴っていました。

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《神異経》には、このような記述があります。南方のある人は体長23尺ほどで、身には何も着けておらず、両目は額の上にあり、風のように疾走し、名前は魃と言い、国の大干ばつや大災害を見ることが出来た。魃がキョンシーになり、空を飛び、龍を屠り、雲を飲み込み、大災害を引き起こした。そのため、人々は大災害が起こるたびに方々手を尽くしてこのキョンシー達を探し彼らを焼き殺した。

《閲微草堂筆記》にはさらにキョンシーは吼(望天吼、龍生九子に出てくる霊獣の一つ)に変わることもあり、常州蒋明府が言うには、仏の乗る獅、象はみんな知っているが、吼はキョンシーが変化したものだから誰も知らない。キョンシーが死後に変形を始め、奇妙な悲しそうな声を出して、三度飛び起き、三度飛び跳ねて、獣のような形になって去っていった。また、ある者が言うには、遺体が最初は旱魃になり、次に吼に変わった。吼は神通力を持ち口から火を吐き、龍の頭を与えられて仏が吼暴れないように抑えるために乗るようになった。とあります。

その他、清の時代の怪奇小説《子不語》ではキョンシーを能力ごとに8つのクラスに分けています。
  • キョンシーの強さ、階級

キョンシーには階級があるとされ、階級が上がるほど強く、強力な術を使えるようになります。最終的には仏が乗る霊獣、望天吼にまでなるものもいるようです。 階級ごとの特徴は以下の通りです。

第一級-紫僵:最も低い階級のキョンシー、身体が硬い形態。

第二級-白僵:腐敗を脱したキョンシー、妖気を蓄え始める。

第三級-緑僵:皮膚が緑色になり、地上のキョンシーの高い階級。生前の記憶を一部回復し、知能もだんだん高くなる。

第四級-毛僵:皮膚の毛髪が再生し始める。皮膚は5色に輝き通常は地上のキョンシーの王者であり、初歩の法力や特殊能力を使用できるようになる。

第五級-飛僵:飛行能力を獲得したキョンシー。この段階になると知能は完全回復しており、力は熊のようで人間とは外見が異なり修練により法力を獲得している。飛僵の体毛は全身に30cmほどあり、全身を覆っている。光の中にも出ることが出来、自由に空を飛び、雷に打たれても死ぬことは無いが、鳥銃(火縄銃)で倒すことが出来る。

第六級-遊屍:”天雷”を会得した後のキョンシー、地仙級の法力があり、神仙の遁術を自由に使用できる。

第七級-伏屍:”陰火”を会得した後のキョンシー、天仙級の法力があり、身を消すことが出来、神遊太虚の名前を得る。

第八級-不化骨:最後の”贔風”を会得したキョンシー、大羅金仙級の法力を持ち、天地と同じ寿命を持ち、永遠に変わらず、この階級まで到達できるキョンシーはほとんどいない。

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霊幻道士や幽幻道士などの映画やテレビの中に出てくるキョンシーは基本的に第一級の紫僵から第三級の緑僵までの低級のキョンシーです。中には念力を使えたりベビーキョンシーみたいに空を飛んだりするキョンシーもいました。能力的には念力は第四級、空を飛ぶのは第五級なのですが、見た目が低級キョンシーですし階級的にはどうなのでしょうね?

  • キョンシーの弱点

キョンシーは火に弱いです。最終的にはお札で封印するよりも焼却する方が確実に倒せます。お札を貼った状態で焼却する際は、お札が焼けてキョンシーが暴れだしてしまう可能性があるので、チャーシューやローストビーフの要領で針金なんかでぐるぐる巻きにしてこんがりと焼いてください( ´∀`)




キョンシーが苦手なものは以下の通りです。

  1. 八卦鏡。《本草網目》には、鏡に金水が沸き内側が光り外側が暗くなる、とあります。この光がキョンシーの弱点です。
  2. 桃枝、桃木剣。《荆楚歳時記》には、五行のエネルギーが邪気をはらい百鬼を制する、とあります。
  3. 鶏鳴。《子不語》には、鬼が鶏の鳴き声を聞けば縮んでしまう、とあります。
  4. 棗核七枚。《子不語》には、棗の種七つと釘を使用してキョンシーの背中に打ち込む、とあります。
  5. 扫帚。ほうき、使途不明です。
  6. 鈴。音でキョンシーを操るのに使用。
  7. 易経。陰陽の2元素に基づく占い。道士の術。
  8. 通書。百科事典。道士の術。
  9. 墨頭線。墨汁を染み込ませた糸。
  10. 石工錐。突き刺す?
  11. 斧尺。手斧、打撃に使用?
  12. もち米、米、米篩、赤豆。もち米は有名なキョンシーの弱点ですね。
  13. 火焼。最終的にキョンシーを消滅させる方法。《子不語》には、火を放つと、うめき声を上げて血が沸騰して骨が割れる音がした、とあります。キョンシーは火に弱いです。
  14. 黒驢蹄子。黒いロバの蹄。これがなぜ弱点なのか、関連性がわかりません…。
  15. 符呪。お札
  16. 指印。術の際、指で印を結び、術の威力を増加させる。
  17. 子供の尿。古来から魔除けの効果があるとされています。
  18. 黒犬の血。こちらも古来から魔除けの効果があるとされています。
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霊幻道士のラム道士は、八卦鏡、桃木剣、墨頭線、もち米、お札、銭剣を武器に使っていました。

★ 一般人の対キョンシー戦闘法

キョンシーとの戦いにおいて大事なことは、しっかり弱点を把握して、適切な武器を持つことです。一般人は容易に手に入るもち米、持ち運びできるガスバーナーなどを持つといいでしょう。

対決するときは距離をとって決して一対一にならず、物陰から突然襲われない様に気をつけて、ガンダムの黒い三連星に倣って三人一組で挑みます。広い場所で三人でキョンシーを囲んで、鉄パイプなどで容赦なくぼこぼこにします。キョンシーと対峙する時は、動きが遅いからといって安易に近づかず距離をとってください。キョンシーは死を恐れないので距離をとっていないと攻撃されることを気にも留めず飛び掛ってきます。また、キョンシーは生気を吸収するので、生気を発する人間に近づいて来ると思われます。従って、物影に逃げても見つかる可能性があるので、一人のときは全力で逃げてください。

制圧していない部屋などに突入する際は、手榴弾の代わりにもち米を撒いてキョンシーが潜んでいないかを確認しましょう。キョンシーは火を恐れるので、集団で火を囲むようにして陣形を整えるのもいいと思います。倒した先から火に投げ込みましょう。




通常攻撃でも倒せる場合がありますが、強いキョンシーには一般人では太刀打ちできません。中には念力を使えるものもいます。この場合は、ファンネルのごとく四方八方から物が飛んでくるかもしれません。三人でジェットストリームアタックを仕掛けても、オールドタイプの一般人では踏み台にされるだけなので、強いキョンシーが出てきたら迷わず逃げましょう。ニュータイプ同士なら戦いながら分かり合えるはずですが、一般人では無理です。

強いキョンシーは茅山道士の用いる術で倒します。道士は大体桃木剣や八卦鏡、お札、もち米などを装備し、指印を結んで道術の威力を上げて立ち向かいます。道士とキョンシーの戦いの際には、戦いの邪魔にならないように全力で応援しつつ、さりげなく逃げましょう。

★ 道士の対キョンシー戦闘法

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映画中でキョンシーと戦うのはもっぱら道教の道士の仕事です。道教は老子と荘子の思想、崑崙山の神仙の伝説をもとにして発展して、中国において儒教とともに有名な宗教です。道士は元々修行して仙人になることを目標にしており、修練を行っています。修練と仙人になるという人間を超越する目標、邪を払うための独特の儀式などがキョンシーや妖怪との戦いのイメージに合致しているのでしょうか、映画の中等ではキョンシーや妖怪退治をよく行っています。

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陰陽を表す太極図が入っている服を着ている人が道士です。道士とは一体どのような人たちなのでしょうか?さらに道士の戦いに必要不可欠な符呪と印指、桃木剣、八卦鏡とはどんなものなのでしょうか?あまりスポットの当たらないこれらのアイテムなどをご紹介します。

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  • 道教と茅山道士

茅山道士は茅山道教の道士で、茅山道教からは清派が興っています。さらに、茅山は中国の茅山宗の発祥でもあります。歴史的に茅山は多くの高名な道士を排出してきました。とりわけ、劉宋(南宋)の時代に、茅山は当時の首都の金陵(建康)、今の南京の背面の山にありました。

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朝廷が兵を起こすときに皇帝は茅山に行き、民を案ずる教えを請い、官僚達が世を捨て隠遁したり、文人達が琴を奏で書をし、宗徒たちはこの聖地に集まりました。茅山道士に言及するときに、まず始めに話にあがるのが“三茅真君”です。

紀元前82年、60歳を過ぎた陕西の咸陽の人、茅盈(マオイン)が句曲山にやってきました。彼は山の中で薬草をとり、世の病人を救済し、洞窟の中で修練を行い、道を極め仙となりました。《茅山志》には、ある日、王君が仙書を受け取り、西王母(崑崙山に住むという女仙)に謁見しようと茅盈を伴い双龍神車に乗り白玉の亀山に行き、青琳宮で西王母に謁見しました。その後、茅盈は故郷に帰り父親に言いました。”私は聖師符箓を得ました。いかなる時も天に護られており、いかなることでも私を傷つけることは出来ません。もし傷つけたのなら三官大帝(天堂、地府、海洋の三界をそれぞれ統治する三人の神)の罰が下るでしょう。”

※ 符箓(中国語ではフールゥ、日本語では読み方不明)とは道教の重要な意味を持つ図形のことです。この符箓を用いて符呪(ふじゅ)を作ります。

父親はその意味が理解できず、杖を振りかざし茅盈を打とうとした時、杖が折れ、弾き飛ばれて、柱は折れて壁に穴があきました。また、茅盈は溺死した人の棺を掘り起こし、三日間話をすることが出来たといいます。茅盈は90歳でこの世を去りました。

茅盈には二人の兄弟がいましたが、どちらも栄華富貴に価値を見出さず、官にもつきませんでした。この三兄弟を三茅真君といいます。茅盈の教えでは、普通の人でも修行を積めば神仙になり不老長寿が得られると言うことで、茅盈を尋ねて各地から句曲山に人が集まり、最終的には句曲山は道教の大きな拠点になりました。

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道教には奉っている神様は多数おり、大きな系統図を作り出しています。実際の儀式中には、その地方ゆかりの神々に礼拝します。“三茅真君”を奉り礼拝をするのはその一例です。

道教は古代の巫術と秦漢時代の神仙方術に由来しています。鬼神を崇拝し、神仙信仰や方術などの古代哲学は道教の前身時代の重要な思想的意味を持っています。道士の活動内容は、布教活動やお札を作り、禁呪、占い、雨乞い、夢占い、葬式、祭事など非常に多岐にわたります。

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茅山道教は正一派の符箓派で茅山は茅山道教の重要な拠点です。道教には一つの道と二つの大きな系統があります。全派とも道士は出家し、宮観内で質素な生活を営みます。しかし、派によっては肉食を禁じ、精神を鍛え、符箓を用いず修練により正道を体得することを目標に掲げている派もあります。正一派の道士はそれぞれ部屋を持ち、肉を食べ、符箓を用いて符呪を作り、妖魔百鬼を退け、災いを断ち幸福を祈願します。

  • 符呪(キョンシーの額に張り付けるお札)

符呪は伝説の黄帝などの神話時代に使用されるようになったといわれています。実際には5500年くらい前の新石器時代の終わりです。黄帝の少し前の時代には三皇の一人として名前が挙がる神農氏(三皇の一人)が草木から薬草を集めて煉丹を作っていました。

煉丹は道教で有名な不老不死の薬です。後世では金属などで作られるようになり、水銀がよく用いられていました。水銀と別の金属の合金であるアマルガムをよく使用していた西洋の錬金術と似ています。もちろん水銀から作られた煉丹は毒ですので、この煉丹を実際に飲んで寿命を縮めた歴代の皇帝も多くいます。

黄帝や神農氏に関しては以下をご覧ください!

黄帝:中国の始祖であり古代神話中最大の功労者

炎帝神農氏:フーテンの寅さんと中国の妖怪退治で有名な茅山道士には意外な接点があったことが判明

この黄帝や道家の始祖といわれています。そして易経風水の中では道士が符呪を用いて妖怪を退けると記載されていることからかなり昔から符呪は使用されてきたことがうかがえます。そして、このような符呪の術は漢朝のころにはより高度に広範囲に渡り行われるようになりました。

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後漢の時代に張天師が現れて、それまでの研究結果をまとめました。この結果、多くの人が符呪の最後に記されている張天師符呪の文字をみることができ、張天師が符呪の始祖であるといわれるようになりました。




張天師の作った符呪は魔除けのもので、この符呪は張天師符呪として師の代名詞となっています。時が経ち、符呪もだんだん変化していき、風水を見るため、病気を治す、平安や健康を保つためのものなどが現れました

。映画の中で道士が剣に刺してキョンシーに使用する”急急如律令”(早急に命令に従え)と書かれた符呪は対妖怪用で、妖怪に貼って使用します。しかし、実際の符呪はこのように簡単に使用できるものではなく、多くの奥義と知識を必要とするものです。一番上に書いてあるのは勅令、すなわち天の命令です。この後に命令したいことを書きます。最後に急急如律令を加えて、勅令-命令の内容-急急如律令となります。

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張天師の後進たちは、符呪を頭、腹、胆、尾の構成に分け、最も効果のある部分を符の胆とし、この部分に妖魔を退ける最も重要な語句を書きました。符呪の種類も増え、病気を治すものや健康を祈願するもの、妖魔を退けるものなど、専用のものが出来ました。お寺に行ってもらう符呪は邪を祓うもので、映画中でよく見かけるものはこれに当たります。もちろん平安を祈願する符呪もありますが、これはよく見かける大門の梁に鏡を吊るした後、配布しているものがそうです。

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張天師の符呪の奥義は非常に多岐にわたり、時間と共に内容も変わって行きました。その目的も妖怪を退けることから平安や幸福を祈願することなど多様化していきました。

張天師は代々正一教の教主の名称です。元々は五斗米道と呼ばれていました。この張天師の名前は今でも受け継がれており、現在では64代目の教主がいます。この系譜の中には三国志にも出てくる漢中の張魯がおり、彼は五斗米道の三代目でした。

書物によれば張天師は何と関羽を使役して人々を苦しめていた妖怪と戦わせたこともあります。この逸話も関羽が関帝として祀られるようになった一因です。

出典:19lou.com

  • 符呪之印(指法) 結印

道士が術を使用するときなどに使用する印をご紹介します。様々な結印があり、状況に応じて使い分けます。茅山道士がキョンシーと戦うときにも印を結んで道術を発動します。

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○ 道指

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道士が術を使用しているときに行います。

○ 三清指

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水を清める際に行います。

○ 五雷指

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気を練る際に行います。

○ 金剛指

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各種の術を使用している時に行います。

○ 請神指

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神に祈る際に行います。

○ 八卦指

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八卦を使用している際に行います。使用用途は多いです。

○ 太上老君指

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上から見ると太上の二文字に見えます。道士が術の際に神兵法将を以って行います。このとき道祖が降臨し、術の威力が増します。

出典:yoyocoffee.blog.163.com

  • 桃木剣

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桃木剣(家を鎮め、福を呼び込み、邪を払う)桃の木は五木の精、または仙木とも言い、家を鎮め、福を呼び込み、邪を払います。古い神話中では、太陽を追いかけた誇父(こほ)が渇死した後に、桃の林になったといわれています。神荼と郁垒という門の神様は、桃剣で妖魔を退治し、民の安寧を守りました。また、封神演義では、商朝後期の殷の纣王が妲己に惑わされ、王朝の崩壊を招きましたが、雲中子が桃木剣を持って妲己に立ちはだかりました。

誇父に関しては以下をご覧ください!

誇父:弱きを助け悪を挫く太陽に立ち向かった伝説の巨人

三国時代の曹操は、猜疑心が強い性分で重い頭痛に悩まされておりましたが、軍師の提言で中原の良質な桃木から一振りの桃木剣を作らせて室内に飾りました。その後、南征北戦して覇業を成し遂げました。三国志の三国の一角をなした蜀の劉備は、関羽、張飛と共に桃園で義兄弟の契りを結んだといいます。

桃木は家を鎮め、邪を払うと民間に広まり、新居の四隅に桃の木の枝を差し、家内安全、大吉大利、良縁、家庭円満、富貴平安を願いました。、新しい年を迎えるときも桃の枝を門につるしました。

泰山の西麓の肥城には、史上最大の桃園があり、千年の歴史があります。伝説では、東南の方角の桃木の枝には災いを鎮め、邪を避ける効力があるとされ、東南の桃木の枝は魔除けとして古くから伝えられています。この由来は、古代に桃木の枝を加工する職人が東南の桃木の枝を使っていて、邪を避けるのに用いられたと言うものです。漢の時代に桃のマークが門に刻まれていたりしました。桃印の大きさ縦横六寸と三寸で、五色書にあるとおり、門に用います。宋代に刻まれた桃符には、”古代に掲げられた二つの書の門神名の桃木板”とあり、その意味は邪を圧することです。

<太平御覧>は<典術>を引用し、桃者、五木の精也、邪気を圧し屈服させる、これは仙木也、桃木の精気は鬼門にあり、百鬼を静止、故に桃木剣は邪を圧する、これ仙術也、とあります。

桃木が鬼を制するという伝説は沢山残っています。<淮南子詮言>では、”異は桃の上で死ぬ”とあり、東漢の慎注は、”大杖は桃木を以って成し、 以って羿(ゲイ:神話中の太陽を射た弓の名手)を殺す”という伝説を残しています。




羿は弓の名手として名高く、逢蒙は彼について学んでいました。技術を習得した後、逢蒙は恩を仇で返し師に毒を盛った後、桃木の大木を持ち上げて羿の後頭部めがけて激しく打ち付けました。羿の死後、逢蒙は百鬼の監視官になりました。このほかの古代神話中でも、夸父が渇死し死後に桃の木になったというものもあり、桃の木は太陽の英雄の化身とも言われ、これが桃木が百鬼を制し邪を退けるといわれる理由となっています。

世の中には木の種類は何万とありますが、桃の木の色は暗い赤で、光沢があり、弾性もあるので、打撃や防御性も高く武具の良質な材料です。以上が桃木が神話に登場した由縁です。

出典:14944.net
  • 八卦鏡

占い師が当たるも八卦、当たらぬも八卦と言う場合を耳にしますが、これは風水占いの占い師のセリフです。この八卦は全ての源である太極から作られています。太極は混沌とした状態です。この太極の動は陽を生み、静は陰を生み、一陰一陽は両儀(天地)を成します。両儀はまた一陰一陽を生み出し、これらが四象(少陽、老陽、少陰、老陰)です。四象は天地陰陽で自然界の変化の中にあり、春夏秋冬の四季を代表します。そして、四象から更にそれぞれ一陰一陽が生まれ、これが八卦を成します。

八卦は天、地、風、雷、水、火、山、沢を表し、健、順、動、人、陥、麗、止、説を示します。八卦鏡は妖怪たちの恐れる吉祥物で、古代の天象を複合させた全てを八卦鏡として表しています。

古代の銅鏡には、不吉なことを遠ざける魔除けの力があるとされてきました。葛洪は<抱朴子>の中で、万物の精霊は人の形に姿を変えて人を惑わすが、鏡の中では真実の姿を映す、と記しています。道士が山に入るときに、邪魅が自分の姿をみて逃げ出すように、銅鏡を背中に背負い入山します。

鏡の土台部分は桃の木を使うと効果が増すと言われています。八卦鏡を用いて術を使う場合は、八卦指の印を結んで使用します。

道士が戦う際、利き手には桃木剣を持ち、剣の先端に符呪を刺して、別の手の指は道指や金剛指の印を結んで戦います。八卦鏡を用いる際は、八卦指を結んで使用しますが、印は両手で結ばなければならないので、キョンシー襲撃時には無防備になります。従って、一人で戦う際は八卦鏡の使用は控えたほうがいいかもしれません。

出典:baike.baidu.com

  • キョンシー調査のまとめ
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これまでの調査では、中国に伝わるキョンシーの実態を浮き彫りに出来たと思いますが、本物のキョンシーが発見されたという報告はなく、あくまで噂のみでの存在でした。しかし、道士達が人知れず日々キョンシーとの死闘を繰り広げているのではないかという妄想を抱きつつ、懲りずにまだまだ調査を継続していきたいと思います。

道士について調べていて、具体的な術がほとんど出てきませんでした。門外不出なのでしょうか。術を使うときの具体的な呪文、効果などわかればいいと思ったのですが。あと、お札に字を書くときには鶏の血を使う等の話も出てきませんでした。鶏で出てきたのは、キョンシーは鶏の鳴き声に弱いということくらいでした。血に関しては黒犬の血が古代の魔に対処するアイテムとしてあります。古来より子供の尿と黒犬の血で旱魃に対処していました。

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中国でのキョンシー像は成長する妖怪で、最終的には神様に近くなるようです。一般的に認識されているのは第一級、二級の低級なキョンシーであり、イメージとしては、霊幻道士1のもち米や桃の木で作った剣を武器にして戦う映画のイメージが近いと思いました。しかし、映画中ではキョンシーに咬まれて毒が体内に回りキョンシーになってしまいましたが、伝承ではキョンシーに生気を吸い取られて魂が抜けてしまって、体内に魄だけが残り、死者がキョンシーになってしまうのです。

キョンシーの作り方も何種類かあり、1つは埋葬後100年くらいたった遺体を掘り起こし術をかける、もしくは埋めずに放置すると遺体が陽気を蓄え始めてキョンシーになる、もう一つが赶屍の術を用いることです。要するに死後にキョンシーになりやすい、つまり魄が残りやすい状態があって、そういう状態を作り出すとキョンシーになるようです。

霊幻道士1の映画中では、意図的に遺体の埋葬の仕方を悪くし、意図的に風水的に悪い場所に埋葬したためにキョンシーになっていました。

キョンシーに出会った時に最低限装備しておきたいものも明らかになりました。第一級のキョンシーは、身体が硬く動きも遅いので、装備さえしっかりしていると戦う際には苦労せずにすみそうです。装備品は八卦鏡、桃木剣は欲しいところです。ドラクエ的に言うと攻撃力は15くらいアップしそうな感じですが、キョンシーに対しては特殊効果がついていますので、与ダメージは想像以上に高いはずです。防具は陰陽が入っている道士の服がいいでしょう。

第一級のキョンシーの強さは

属性:闇
攻撃力:30
防御力:5
最大HP:50
最大MP:0
魔法:使えない

位でしょうか。もちろん異論は認めます。対して桃木剣(攻撃力+20光属性)と道士の服(防御力+15光属性)を装備した普通の村人だと

属性:無
攻撃力:30, 闇属性に+10
防御力:20, 闇属性に+5
最大HP:35
最大MP:10
魔法:使えない。

位でしょうか。戦闘能力だけをみると、村人の圧勝かと思われますが、普通の人は命のやり取りの戦いはしたこと無いのが大半なので、死を恐れないキョンシーに対抗するのは難しいかも知れませんが、キョンシーの動きが鈍いので動きを見切れば攻撃に転じることが出来るはずです。

そのほか、もち米を投げたり、撒いたりして身を守りましょう。というか、見た目も怖いので接近戦はせずにひたすらもち米を投げてしまいそうです。接近戦は体液が飛び散って服が汚れそうですし。また、墨汁を染み込ませた糸で罠も張っておきましょう。

ドラクエ的にいうと、第二級でドラクエの腐った死体と同じ位の強さでしょうか、しかし、第四級あたりから中ボスクラスの強さにになっていると思われるので、戦闘力5くらいの平均的地球人クラスの人は戦わずに逃げましょう。

第四級キョンシーの強さ

属性:闇
攻撃力:150
防御力:120
最大HP:260
最大MP:40
魔法:初級闇魔法が使用可。わずかに再生力がある。

位でしょうか。

対する桃木剣(攻撃力+20光属性)、道士の服(防御力+15光属性)を装備した上級道士の強さは

属性:光
攻撃力:50, 闇属性に+60
防御力:40, 闇属性に+40
最大HP:70
最大MP:100
魔法:中級道術が使用可。印指にて攻撃、防御、道術力アップ

第四級と対峙したときは、道士は印を結んでの攻防が必須となり、隙を見せると一撃でやられます。元が生身の人間で鍛えているだけですので、基礎戦闘力は村人と極端に大きな違いはありません。一撃一撃に道術を練りこみ攻撃力をアップさせた打ち込みを行うため、高い技術がないと出来ません。金剛指で術を使用しながらの一撃は攻撃力200位いきそうなイメージです。使用MPは12位でしょうか。

上級道士となると桃木剣を最大限生かすことができるため、闇属性に非常に高い攻撃力を発揮します。しかし、第四級は地上のキョンシーの中ではラスボスなので、道士も一人では太刀打ちできず、精鋭の道士たちがパーティーを組んで倒すことになります。

上級道術は使用できないこともないのですが発動まで時間がかかるため1対1の戦闘中にはまず使用できないでしょう。近代の武器ならば、火炎放射器があれば低級のキョンシーならば距離をとって火炎を浴びせれば楽勝でしょうが、民家や山などで使用すると大火事になり、放火でお巡りさんに捕まってしまったり賠償金を請求されたりと、キョンシーよりも怖いことになりそうなので、使用場所は河原などに限られてしまいます。

第六級を倒すにはもはや重装備の軍隊が必要そうです。空を飛び、動きも早そうなので、動きが止まったところをRPGなどロケット砲で狙い撃ちするのがいいと思います。ロケット砲装備の歩兵一個小隊と歩兵輸送用のブラックホーク2機と、飛行しているところを捉えるレーダーが欲しいです。

第六級キョンシーの強さ属性:雷
攻撃力:230
防御力:170
最大HP:560
最大MP:580
魔法:雷系上級術”天雷”使用可。その他の神仙の術は中級。飛行能力有。戦闘時は神仙の術により攻撃力、防御力、自然回復力がアップ。宙に浮き、遠距離から雷魔法攻撃を仕掛けてくると推測。別名を遊屍という。もはや仲間に欲しいレベル。

道士ではもはや歯がたたないため、対抗するのは下級仙人です。装備品は宝貝でいいんでしょうか?雷公鞭とかだと強過ぎですかねΣ(゚Д゚) 一応打神鞭(攻撃力+80風属性)と道士の服を装備したとして、

属性:光
攻撃力:150, 水属性に+30
防御力:80, 闇属性に+40
最大HP:220
最大MP:230
魔法:上級道術が使用可。初級神仙の術が使用可能。印指にて攻撃、防御、道術力アップ。神仙の術により自然回復。

こんな感じですかね?一応仙人ですので道士の術は一通り使えると思います。仙人になりたてですので神仙の術よりも道術の方が使い慣れているため、上級道術主体の戦いになると妄想しています。あまりHPは高くないような感じでしょうか。しかし、これだと第六級には勝てませんね(;´∀`) まあ、第六級は地仙級の法力があるので下級仙人では太刀打ちできないでしょう。装備も雷属性に追加効果のあるアイテムが欲しいです。そんな訳で、本場中国のキョンシー像をお伝えしました。

以上です。ここまで読んでいただいてありがとうございます。ご質問等ございましたらコメント欄にお願いいたします。些細なことでも面白そうでしたら全力で調査してきます( ´∀`)

これまで調査したキョンシー事件は以下の通りです。

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:キョンシーになってまで友人に家族の世話を頼んだ人

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:1872年清朝広西キョンシー襲来怪奇事件

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:キョンシー村の記録

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:重慶の8歳の少年がキョンシーに変異してしまった事件

キョンシー(僵尸)は実在するのか?:1995年成都キョンシー事件の全貌

1920年代の中国農村部で起きたと言い伝えられている身の毛もよだつキョンシー事件

下のリンクをクリックすると中国の神獣や妖怪をまとめたページへ移動します。

中国の神獣妖怪のまとめページ




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コメント

  1. 塩せんべい より:

    大変楽しく読ませてもらいました。
    質問なのですが、キョンシー最終段階の説明に出てくる大羅金仙とはなんでしょうか。

  2. 管理人 より:

    >>1様

    コメントありがとうございます、プロメテウス管理人です。楽しんでいただけましたようでなによりです^^

    大羅金仙とは、道教の神仙の最高位をさします。別名大羅天仙とも言われます。中国古典中で大羅金仙の名前が出ているのはかの有名な西遊記中のみのようです。大羅天仙や金仙の名前の方が一般的みたいですね。大羅は空間、時間的に広大、悠久であることを意味し、金は不朽を意味します。また、大羅天とはは36天中の最高位である元始天尊の道場がある場所です。

    金仙になるためには様々な修行を修めなければなりません。《鐘呂伝道集》中には、5種の仙人の種類が記載されており、鬼仙、人仙、地仙、神仙、天仙の順で等級があがって行きます。金仙は称号ですが、天仙の中から選ばれます。

    天仙クラスになると、ゴールドセイントでも連れてこないと倒せなさそうですね;;

  3. すみっこぐらさ より:

    すごく詳しくて勉強になりました。読んでいて楽しかったです。
    ところでキョンシーは死後硬直で体が動かないとありますが、これはキョンシーのランクがあがると動けたりするのでしょうか?また動けるのでしたらどのランクになるのでしょう?

  4. 管理人 より:

    >>3 すみっこぐらさ様

    コメントありがとうございます、管理人です^^

    ご質問に関してですが、キョンシーを普通の人間と比較していいものか多大なる疑問が残りますが、あえて比較して考えてみます。キョンシーのそれぞれのランクの状態から推測すると二級から三級にかけて徐々になめらかに動けるようになると考えられます。

    まずは、二級に達すると腐敗状態から再生状態へ移行しています。三級で脳の機能回復が見られることから(どうやって回復するのかさっぱりわかりませんが…)神経組織が回復していると考えられます。神経組織が再生するということは、動きも徐々に回復すると推測できます。従って、二級から三級に移行する過程で神経及び筋肉が回復し、結果、運動機能も回復すると考えられます。また、四級で毛髪が再生することから幹細胞が再生されています。この状態ではもはや普通の人間と変わらないですね^^;

    キョンシーは階級が上がるごとに強くなりますが、それは人間も同様で道士から仙人とクラスチェンジしていきます。ですので、五級以上は崑崙山に住む仙人、道士などと同レベルだと推測されます。昔あった漫画、封神演義で考えるとわかりやすいかもしれません(ご存じなければすみません)。五級で下級仙人、道士と同じレベル、黄飛虎やその息子達レベルでしょうか?八級は申公豹レベルなんだろうな~と妄想しています^^; 

  5. にゃにゃにゃ より:

    以前ワールドウォーZという小説で中国で新種の伝染病にかかった少年がいるという村を調査しに来た医師に老婆が豊の都(フォンドゥ)の復讐だよと言うのですがこの豊の都というのは中国に実際に伝わるキョンシーや幽霊の都の伝説なのでしょうか?ワールドウォーZはキョンシーではなくゾンビ物フィクションですが作者は中国の人からこういう伝説があるぞと聞いたんですかね?それとも豊の都とは墓地のことかな?うろ覚えだけど作中で確かダムが出てきたようなダムを作るために墓地を潰したんでその復讐だと老婆は言ったんでしょうかプロメテウスさんは中国やキョンシーに詳しそうなんで何か知っていますか。

  6. 管理人 より:

    にゃにゃにゃ様

    豊の都についてのご質問ですが少し調べてみたところ、いろいろとわかりました。

    まずは、豊の都ですが、豊都、中国語では丰都(feng1du1)フォンドゥとなります。四川省の重慶市にある県の一つで、古くから鬼の住む都として名高く、現在では豊都鬼城という鬼のテーマパークで有名のようです。有名な食べ物には、防腐剤を何も添加していない干牛肉、麻辣鶏という茹でた鶏肉をほぐして辛いたれで和えた料理、仙家豆腐乳という豆腐を発酵させたものなどがあるようですね。

    歴史は、西暦90年の東漢時代に平都県として始まっています。豊都は鬼の住む都として幽都とも呼ばれています。なぜ鬼の住む都と言われるようになったかと申しますと、諸説あり、三国志にも出てくる道教の一派の五斗米道がこの地方で布教活動を行い、五斗米道自体が鬼教とも呼ばれていたためであることや、仏教の地獄を統治する閻羅王(閻魔大王)がなんたらかんたらや、鬼族という部族に由来する、などとありますが共通して阴间之王(インジエンジーワン)、つまり死後の世界の王や地獄の王などに関連付けられており、死後の魂が向かう場所とも言われています。御多分に漏れず歴史と共に脚色され、西遊記など有名な作品でも鬼城として取り扱われており、時代と共に幽都や鬼国京都と言われる現在の形ができたのだと推測されます。

    どんな鬼が住んでいるかというと、仏教系の伝説を信じるなら閻魔大王の部下のインド仏教色の強い鬼でしょう。日本でもなじみがあるような鬼かどうかはよくわかりませんが、豆やイワシの頭などは全く通用しないとおもいます。道教は地獄のことを陰曹地府と言い、多彩な世界を形成しておりますので、それに合わせていろんな鬼がいます。

  7. 管理人 より:

    にゃにゃにゃ様

    キョンシーは道教の影響を強く受けている怪物で、人間の魄が体に残ったために現世で生きているので、ここに住む鬼はキョンシーとも一味違う気がしますが、道教色が強いとキョンシーと似たような鬼だと思います。

    ワールドウォーZの作者がどこの国の人かわかりませんが、中国人に怖い伝説がある場所について聞いて、豊都という返答を受けたことは容易に推測できるかと思います。また、ダムをつぶして復讐されるなら伝染病などではなく閻魔大王とかいきなりラスボスが出てきて、どこぞの占い師みたいに地獄に落ちるわよ、とか言われそうな気もします。閻魔大王の場合はリアルで地獄に落とされるので、素直にごめんなさいと謝ったほうがよさそうですね;;