キョンシー(僵尸)は実在するのか?:1995年成都キョンシー事件の全貌

キョンシーは中国の有名な妖怪です。中国語では僵尸と書き、ジアンシーと言います。中国には様々なキョンシーの話が伝わっていますが、果たしてキョンシーの話に実話はあるのでしょうか?また、果たしてキョンシーは実在するのでしょうか、興味をそそられますね^^今回は成都で実際に大混乱を巻き起こしたキョンシー事件について調査いたしましたのでその報告です!

この事件でもし実際にキョンシーが出現していたら、階級は第三級の緑僵クラスだと思います。数は何と10体です!第三級ともなるとかなり手ごわいので、緑僵クラスが10体出たとなると一般人ではもはや対処しようがなく軍隊でもかなり苦戦すると思います。
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人が亡くなった後、生き返ることでキョンシーになります。陰陽五行学説によれば人の精神には陽である魂と陰である魄とがあると考えられており、亡くなると身体から抜け出します。しかし、亡くなった後にこの内の魄のみが体内に残ってしまった場合にキョンシーとなります。低級のキョンシーは死後硬直のせいでやたらと硬いうえ、低級のキョンシーは凶暴でぴょんぴょん飛び跳ねて移動して人を襲います。第二級以上のキョンシーの体は腐敗することはないです。等級が上がれば上がるほど強さも知能も倍増し、やがて仙人すら凌駕するほどの力を得ます。

キョンシーの弱点は額にお札を貼るとで、貼られると大人しくなります。ゾンビみたいですが、映画中ではゾンビどころの強さではありません。




キョンシーに関しては以下の記事に徹底的にまとめてありますので、是非ご覧ください!

キョンシーを徹底解説!中国のキョンシー実在調査のまとめ

日本では80年代後半に霊幻道士や幽幻道士で有名になり、台湾映画である幽玄道士のテンテンやスイカ頭なんかと戦っていたキョンシーのイメージが強いと思います。では中国本土ではキョンシーはどういう扱いを受けているのでしょうか?実際のキョンシー事件を見てみましょう。今回は1995年の成都で実際に起こった大規模な事件です。本当にキョンシーが巻き起こした事件だったのでしょうか?比較的新しい事件ですので当時の生々しい情報も多数ありました。この当時成都は大混乱だったようです。

  • 成都キョンシー事件

1995年に成都を流れる府南河付近であったキョンシー事件です。比較的最近起こった事件ですので、当時の混乱の様子もネット上でみることができました。当時の成都はかなりの大混乱だったようです。

府南河はこの事件中に自殺者が非常に多かったといわれています。府南河自体は水深は浅く流れも緩やかですが、当時河に入った人がよく溺死してしまいました。




溺死事件と並行して府南河付近ではキョンシーの話で持ちきりになっていました。なぜなら、キョンシーの目撃情報が街中に飛び交っていたからです。このような状況下で当時の当局の情報筋の話では、死体を検視してみるとみんな体にやけどを負っており死因は溺死ではなく焼死であることがわかりました。なんと河から焼死体があがったのです。

この焼死体事件が起こる少し前に、考古学者たちが青城山の武候寺付近で清朝時代に埋葬された3体のミイラを発見しています。青城山で見つかった三体のミイラは、適切な処理を行わずに数日間放置していると消えてしまいました。その直後に成都の府南河付近でキョンシー目撃情報が聞かれるようになりました。噂によると、この騒動では軍隊とキョンシー軍団の戦いが行われており、七体のキョンシーが捕まり三体は逃逃げ出したとのことでした。逃げ出した三体も軍による殲滅作戦により結局全て火炎放射器で焼き殺されたとのことです。

キョンシーの目撃者によると、キョンシーの内の一体はビルの三階まで飛び上がることが出来たという、想像を絶する運動能力の持ち主でした。多くの人々は今でもこのキョンシー出現の話を真実だと信じています。

ミイラ発見現場

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時間が経つにつれて事件の全体像が見えてきました。人々はこのキョンシー達は伝説となっていた青城山の九老洞窟に安置されているキョンシー達で、武候寺のミイラが発掘されたことが引き金となり長い眠りから覚めて出てきたのではないか、と噂するようになりました。この九老洞窟からは以前にも大量の白骨が見つかっています。

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おしまい

出典:四海奇闻 

九老洞窟のキョンシー達、いかにも強そうです((;゚Д゚)) 今回のミイラやキョンシー達は長い年月を経ているので、腐敗状態から脱却していると考えられます。ですので出現したキョンシー達は第二級以上のキョンシーだと推測されます。ラスボスクラスの第四級がいたかどうかは不明ですが、第四級は秦の始皇帝など皇帝クラスがなりそうな感じがしますね。本当にキョンシーが出現したとすれば今回は九老洞窟という一地方の陵墓から出現したので第二級と第三級キョンシーズの混成集団だと思われます。ドラクエで言うとくさった死体とリビングデッドの集団にエンカウントしたようなものです。想像しただけで身の毛もよだちます((;゚Д゚))

今回のケースでは、いくつかの出来事が重なっており、これらの出来事をキョンシーと言う線で結びつけると上手く、また面白おかしく説明できたために、噂話から発展して大騒動になった可能性が濃厚です。




まずは府南河から死体が見つかり、同じころ青城山から三体のミイラが発見されています。さらに河の死体は水死体ではなく実は焼死体であったのだ、とのことです。これを結びつけて、焼死体はミイラの仕業、つまりキョンシーの仕業だと結びつけるのは性急で、この焼死体は軍が火炎放射器で焼き殺したキョンシーのことを指しているのでしょう。なぜならキョンシーは火が弱点ですので火属性ではなく闇属性なのでファイヤブレスは使えないと思われるからです。

この話の創作を含めた全体像をまとめると

  1. 武候寺でミイラ見つかる
  2. 九老洞窟に眠っていたキョンシーが復活する
  3. 成都にキョンシーが現れ人を襲う。
  4. 人々大パニック
  5. 秘密裏に軍隊出動
  6. 府南河付近で軍隊 VS キョンシーの壮絶な死闘
  7. キョンシー焼き殺されて遺体は河に落っこちて行方不明になる
  8. 後日キョンシーが焼死体として河から発見される

となるかと思います。こう上手く結び付けられると大きな騒ぎになるのも納得です。また、ネットの書き込みを見ているとこの事件で実際にキョンシーがいたという成都出身者も多くいる様ですし、この件は誤報だという調査結果が出ている、という人もいます。




実際のところはどうでしょうか。全体的にキョンシーが現れたという具体的な根拠が見当たりませんでした。判断材料として軍の行動ですが、当時の軍隊は現場に言って騒ぎを鎮めるように命令されており、夜間に府南河にかかる橋の上で橋を封鎖していた程度だったようです。火炎放射器を持ち出して大規模な戦闘があったという証言も記録もありませんでした。また、焼死体の医師による死亡診断等を確認する必要がありますが、これらの結果に言及した情報は皆無でした。パニックが起こったことは事実ですが、この話の信憑性は噂の域をでないと結論付けるのが妥当でしょう。

キョンシーのまとめは以下のページをご覧ください。

キョンシーを徹底解説!中国のキョンシー実在調査のまとめ

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:キョンシー村の記録

【中国】キョンシー(僵尸)は実在するのか?:重慶の8歳の少年がキョンシーに変異してしまった事件

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