【中国】キョンシー(殭屍)は実在するのか?:重慶の8歳の少年がキョンシーに変異してしまった事件

重慶の男の子がキョンシー(殭屍)に変異してしまったという事件です。ニュース報道もされています。一体どういう事件だったのでしょうか、当時のニュースを見てみましょう。




重慶市の開県白橋郷は山深い場所にある小さな鎮ですが、都市部から離れていたため、村民の生活は閉鎖的ですが、穏やかなものでした。ところが、八歳の男の子が”キョンシー”に変わってしまったことでこの生活は一変し、上へ下への大騒ぎです。

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この男の子の名前は舒翱と言い、発症して以降、村人達はこの少年を隔離し、口々にキョンシーに変えられたと言いました。彼の父親は、彼を重慶の病院で検査させ、最終的には症状は完治したとのことです。




臨床心理士が舒翱の症状の治療をゲーム方式で実施し、病気の原因を探りました。舒翱は一人で留守番をすることが多く、父親と母親は深圳に出稼ぎに行っており、二年に一度帰郷するのみでした。父親の彼に対する期待は高く、行き過ぎた教育もあったようです。舒翱に対しては、暴力ではなく口やかましく罵ったため、舒翱は父親の愛情を得られないと感じていました。このほか、祖母と一緒に暮らしていましたが、家の中には、この地方の習慣で、若年者が年配に忠孝を尽くすと言う意味の棺おけが置かれていました。少し前に彼をことのほか可愛がってくれた祖父が無くなり、舒翱は深く悲しみましたが、この棺おけを見るたびに、今度は自分を可愛がってくれている祖母までもが亡くなるのではないかという不安を抱くようになりました。

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心理士はこのように説明します。「発作が起こるたびに、父親は舒翱に必ず返答を求めました。舒翱はこのとき精神的にも物質的にも満足が得られます。この父親の反応と、それにより得られる満足感が舒翱の発作を強くしました。このほか、舒翱はキョンシーの映画やテレビを見たため、キョンシーの動作を行うようになり、行動はますます激しく、恐怖を抱かせるものになっていきました。」

この話は実話でテレビのニュースにもなっており、中国全土に報道されました。しかし、これはキョンシー事件ではなくて、子供が親にかまって欲しいために起こした狂言のようです。どこの国でも、子供には親の愛情が必要であると言うことですね。本物のキョンシーになっていなくてよかったです!

キョンシー調査のまとめに関しては以下をご覧ください!

キョンシーを徹底解説!中国のキョンシー実在調査のまとめ




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