山海経に出てくる奇妙な国や民族を集めてみた。異国4(天民国、深目民国、鳥民、玄丘民、流黄酆氏国、流黄辛氏国、結胸国)

中国の山海経に記載されている異国や異民族をご紹介する特集の第四弾です。異民族や異国はかなりの数記載されているので、全てご紹介するまでまだまだ先は長いです。今回は天民国、深目民国、鳥民、玄丘民、流黄酆氏国、流黄辛氏国、結胸国をご紹介いたします。

天民国(てんみんこく tian1min2guo2 ティエンミングオ)

天民国は山海経の大荒西経に記載が見られ、”西北海の外の赤水の西岸に、天民国があり、そこに住む人は穀米を食べており、四種の野獣を飼いならしていた。”とあります。




淮南子には、海外三十六国中に天民がある、とあり山海経の天民国を指していると思われています。

山海経大荒西経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,16 大荒経大荒西経編

出典:baidu

深目民国(しんもくみんこく shen1mu4min2guo2 シェンムゥミングオ)

深目民国は山海経の大荒北経に記載が見られ、”一群の人々がまさに魚を食べており、名を深目民国と言った。そこに住む人の姓は朌と言い、魚を食べた。”とあります。

深目民国は朌という一族であり、魚を食べていることから水辺に住んでいたと思われます。

山海経大荒北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,17 大荒経大荒北経編

鳥民(ちょうみん niao3min2 ニャオミン)

鳥民は鳥の頭を持った不思議な人々です。

山海経の海内経には、”塩長国という名の国があり、そこに住む人は鳥と同じ頭部で鳥民と称した。”とあります。

山海経海内経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,18 大荒経海内経編

玄丘民(げんきゅうみん xuan2qiu1min2 シュエンチウミン)

玄丘民は山海経で一言だけ記載されている民で、謎に包まれています。

山海経の海内経には、北海の内に幽都山と言う山があり、黒水はこの山から流れ出ていた。山上には黒色の鳥、黒色の蛇、黒色の豹、黒色の虎、ふさふさの毛の尻尾を持つ黒い狐がいた。大玄山があった。玄丘民がいた。”とあります。本当に一言だけですので全く不明です。

山海経海内経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,18 大荒経海内経編

流黄酆氏国 流黄辛氏国(りゅうこうほうしこく りゅうこうしんしこく liu2huang2feng1shi4guo2 liu2huang2xin1shi4guo2 リウホアンフォンシィグオ リウホアンシンシィグオ)

流黄酆氏国は后稷のお墓の西にあった国で、周囲は三百里あったと言います。昔の一里は400メートルほどですので、日本の大き目な氏くらいの面積でしょうか?




流黄酆氏国は山海経の海内西経に記載が見られ、”流黄酆氏国は疆域にあり周囲三百里の大きさであった。道路が四方に通っており、中間に大きな山があった。流黄酆氏国は后稷の葬られた地の西面にあった。”とあります。

山海経海内西経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,11 海内経海内西経編

流黄辛氏国は流黄酆氏国の近くにあった国で、南山経には、”南方の第二列山系の首は柜山で、西辺は流黄酆氏国と流黄辛氏国に隣接しており、山上で北を向けば諸山を一望でき、東を向けば長右山を見ることができた。”とあります。

特に国の特徴に関しては記載がないので謎に包まれた国です。

山海経南山経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,1 五蔵山経南山経編

結胸国(けっきょうこく jie2xiong1guo2 ジエシオングオ)

結胸国には胸の突き出た民が住んでいるという伝説の国です。いわゆる鳩胸の人々が住んでいます。一応、猫背の人が住む国があるかどうか探してみましたがありませんでした。

山海経の海外南経には、”結胸国は滅蒙鳥のいる場所の西南面にあり、そこに住んでいる人は鳩のように胸が突き出ている。”とあります。

因みに滅蒙鳥に関しては以下をご覧ください!

滅蒙鳥:中国古代伝説中に出てくる青い怪鳥

山海経海外南経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,6 海外経海外南経編

出典:baidu

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