山海経を読もう!No,11 海内経海内西経編

山海経は不思議の宝庫です。その内容は地理から不気味な生き物まで様々な内容が書かれています。山海経は山経と海経に大きく分かれており、現在では合計18経が残っています。今回はその山海経の内、海経の海内経、海内南経をホンヤクこんにゃくを食べたつもりになって翻訳してみました( ´∀`)

山海経翻訳シリーズNo,11 海内経海内西経編です。

山海経の概要に関しては以下をご覧ください!

山海経:中国の妖怪はここから来ている!妖怪のネタ帳として有名な山海経

山海経のその他の翻訳に関しては以下をご覧ください!

山海経翻訳まとめページ

  • 翻訳文

海内は西南の隅から来たの国家地域の事を指し、山丘河川の様子は以下の通りである。

貳負の臣を危と言った。危と貳負は協力して窫窳を殺した。天帝は貳負を疏属山中に拘禁し、その右足を刑具の上に載せ、自分の頭髪で貳負の両手を縛り山上の大樹の元に縛り付けた。この地方は開題国の西北面にあった。

危に関しては以下をご覧ください!

貳負に関しては以下をご覧ください!

窫窳に関しては以下をご覧ください!

蛟龍、虬龍、燭龍、蟠龍、窫窳など様々な龍たち:中国の神獣、四象、霊獣特集

大澤は百里四方で各種の禽鳥が卵を生み雛を孵しそして羽の抜け替えをする地方である。大澤は雁門の北面にあった。

雁門山は大雁が冬に去り春に来る地方である。雁門山は高柳山の北面にあった。

高柳山は代地の北面にあった。

后稷の葬られた地で、青山緑水が取り囲んでいた。后稷の葬られた地は氐人国の西面にあった。

后稷に関しては以下をご覧ください!

流黄酆氏国は疆域にあり周囲三百里の大きさであった。道路が四方に通っており、中間に大きな山があった。流黄酆氏国は后稷の葬られた地の西面にあった。

流沙の発生源は鍾山にあった。西に流れそして向きを変えて南に流れて崑崙山を過ぎる。続けて西南に流れ大海に入り黒水山に至る。

東胡国は大澤の東面にあった。

夷人国は東胡国の東面にあった。
貊国は漢水の東北面にあり、燕国と国境を接していた。その後、燕国に滅ぼされた。

孟鳥は貊国の東北面におり、この鳥の羽毛の模様は紅、黄、青の三首の色からなり、東方を向いている。

孟鳥に関しては以下をご覧ください!

海内の崑崙山は西北面にあり、天帝が下界に降りたときの都城であった。崑崙山は周囲八百里で高さ一万仞であった。山頂には大木のような稲があり、高さは五尋で周囲は五人がかりで抱きかかえられるほどであった。崑崙山には一面ごとに九つの丸形の井戸があり一つ一つは玉石で囲いが作られていた。崑崙山には一面ごとに九つの道門があり、道門ごとに開明獣という神獣が門を守っており、数多の天神が集う場所であった。多くの天神が集う場所は八方の山岩の間であり、赤水の岸辺であり、そこは神話の英雄の夷羿(后羿)ですら登ることができないような岩山であった。

開明獣に関しては以下をご覧ください!

開明獣:虎のような体に人の顔が九つついているので色んな意味で怖い神獣

后羿に関しては以下をご覧ください!

赤水は崑崙山の東南の角を出て、崑崙山の東北面に至り、そこで西南に向きを変えて南海の厭火国の東面に注いでいた。

黄河は崑崙山の東北面の角より出でて崑崙山の北面に至る。その後西南に曲がって渤海に注ぎ、さらに海外へ流れ出して西に向かった後に北に流れて、そのまま大禹が治水工事を行った積石山に至る。

洋水、黒水は崑崙山の西北の隅から出でた後、東方へと曲がり流れ去る。そして東北方向に折れ南に曲がった後に大海へ注ぎ、羽民国の南面に至る。

弱水、青水は崑崙山の西南の隅を出でてその後東方へと曲がり北へ流れる。再度西南方向に向きを変えて畢方鳥の東面を流れる。

畢方鳥に関しては以下をご覧ください!

崑崙山の南面には深さ三百仞の湖があった。開明獣の体は大きな虎ほどあり九つの頭があった。頭は全て人の顔をしており、東に向いて崑崙山の山頂に立っていた。

開明獣の西面には鳳皇、鸞鳥がおり、皆蛇を巻き付け蛇を踏んでいた。胸の前にはさらに紅色の蛇があった。

鳳凰、鸞鳥に関しては以下をご覧ください!

鳳凰:朱雀のモデルとなり火の中から甦るおめでたい神鳥

開明獣の北面には視肉という怪獣、珠樹(真珠の樹)、文玉樹(五彩美玉の樹)、玕琪樹(紅色玉石の樹)、不死樹(不死の樹で人が食べると不老長寿になる)があり、そこにいる鳳皇、鸞鳥は盾を持っていた。さらに離朱(三足鳥)、木のような大きな稲、柏樹、甘水(醴泉とも言う薄い酒)、聖木曼兑(一説によると曼兑という聖木のこと。服用すると聖明の知恵が得られるという。)があった。別の言い方をすると、聖木曼兑は挺木牙交とも言う。

視肉に関しては以下をご覧ください!

開明獣の東面には巫師神医である巫彭、巫抵、巫阳、巫履、巫凡、巫相がおり、彼らは窫窳の屍体周囲を囲んでおり、手に不死薬を捧げ死気に逆らって窫窳を復活させようとしていた。窫窳は蛇身人面で貳負とその臣下の危により殺された。

服常樹があり、その上面には三つの頭を持った人がおり、その近くにある琅玕樹の様子を静かに伺っていた。

開明獣の南面に鳥がおり、六個の頭部を持っていた。頭部は、蛟龍、蝮蛇、長尾猿、豹、鳥秩樹からなり水池の四方の樹木に止まっている様子は大変美しかった。この場所にはさらに誦鳥、クマタカ、視肉がいた。

蛟龍に関しては以下をご覧ください!

蛟龍、虬龍、燭龍、蟠龍、窫窳など様々な龍たち:中国の神獣、四象、霊獣特集

  • 原文

海内西南陬以北者。
贰负之臣曰危,危与贰负窫窳。帝乃梏之疏属之山,桎其右足,反缚两手与发,系之山上木。在开题西北。
大泽方百里,群鸟所生及所解。在雁门北。
雁门山,雁出其间。在氐国西。
高柳在代北。
后稷之葬,山水环之。在氐国西。
流黄酆氏之国,中方三百里;有涂四方,中有山。在后稷葬西。
流沙出钟山,西行又南行昆仑之虚,西南入海,黑水之山。
东胡在大泽东。
夷人在东胡东。
貊国在汉水东北。地近于燕,灭之。
孟鸟在貊国东北。其鸟文赤、黄、青,东乡。
海内昆仑之虚,在西北,帝之下都。
昆仑之虚,方圆八百里,高万仞。上有木禾,长五寻,大五围。
面有九井,以玉为槛。面有九门,门有开明兽守之,百神之所在。
在八隅之岩,赤水之际,非仁羿莫能上冈之岩。
赤水出东南隅,以行其东北。
河水出东北隅,以行其北,西南又入渤海,又出海外,即西而北,入禹所导积石山。
洋水、黑水出西北隅,以东,东行,又东北,南入海,羽民南。
弱水、青水出西南隅,以东,又北,又西南,过毕方鸟东。
昆仑南渊深三百仞。开明兽身大类虎而九首,皆人面,东向立昆仑上。
开明西有凤皇、鸾鸟,皆戴蛇践蛇,膺有赤蛇。
开明北有视肉、珠树、文玉树、玗琪树、不死树。凤皇、鸾鸟皆戴瞂。又有离朱、木禾、柏树、甘水、圣木曼兑,一曰挺木牙交。
开明东有巫彭、巫抵、巫阳、巫履、巫凡、巫相,夹窫窳之尸,皆操不死之药以距之。窫窳者,蛇身人面,贰负臣所杀也。
服常树,其上有三头人,伺琅玕树。
开明南有树鸟,六首;蛟、蝮、蛇、蜼、豹、鸟秩树,于表池树木,诵鸟、鶽、视肉。

出典:baidu

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