中国神話の奇妙な怪物を集めてみた。怪獣特集1(闒非、袜、踢、双双、屏蓬、橐駝、瑶碧、山駱)

中国神話には様々な怪物が現れます。大体は牛や馬など身の回りの生き物に例えて説明されていますが、中にはどんな形をしているのかよくわからず想像が掻き立てられる場合もあります。今回はそんな怪物達を集めてみました。

闒非(とうひ ta4fei1 ターフェイ)

闒非は古代中国の人面の怪物です。

山海経の海内北経には、”闒非は人面獣身で、全身青色であった。”とあります。




記述がこれだけなので何とも言えません。

山海経海内北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,12 海内経海内北経編

出典:baidu

袜(ばつ wa4 ワァ)

袜は山海経の海内北経に記載が見られ、”袜という怪物は人の体に黒い頭部をしており、目は上下に直列に並んでいた。”とあります。

晋時代の郭璞はこの袜に対して、”袜は則ち魅なり。”と注釈を加えています。

魅は魑魅魍魎の中の魅であり、《説文》中では”老物の精也。”とあります。つまり、魅とは長い間生きていたり存在していたりした老物が変化し精怪と成したものを言います。

魑魅魍魎に関しては以下をご覧ください!

魑魅魍魉:美女を食べるという極悪非道な鬼怪たち

山海経海内北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,12 海内経海内北経編

出典:山海経

踢(てき ti1 ティー)

踢は頭が二つあると言う奇妙な見た目をしています。

山海経の大荒南経には、”南海の外、赤水の西岸、流沙の東面に野獣がいた、左右両側に頭が有り、踢と言った。”とあります。

山海経大荒南経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,15 大荒経大荒南経編

出典:山海経

双双(そうそう shuang1shuang シュアンシュアン)

双双は三体の怪物が合わさってできており、三青獣とも呼ばれておりひと際異彩を放つ存在です、

山海経の大荒南経には、”さらに三匹の青い野獣が交わりくっついた姿の怪物がおり、名を双双と言った。”とあります。




山海経大荒南経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,15 大荒経大荒南経編

出典:baidu

屏蓬(へいほう ping2peng2 ピンポン)

屏蓬は二つの頭を持つ怪物です。

屏蓬は大荒西経に記載が見られ、”大荒の中に鏖鏊鉅山があり、太陽と月が沈む場所であった。野獣がおり、左辺と右辺各一つずつ頭がついていた。名を屏蓬と言った。”とあります。

伝説では、それぞれの頭は前足一本ずつを制御しているため、驚いたときには頭は別々の方向へ動こうと足を動かすために、結局は元の位置から動けなかったと言います。

山海経大荒西経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,16 大荒経大荒西経編

出典:baidu

橐駝(たくだ tuo2tuo2 トゥオトゥオ)

橐駝は駱駝の事を表していると言われています。

橐駝は山海経の北山経に記載が見られ、”さらに北へ三百八十里に虢山があり、山上には漆が生い茂っており、山下には梧桐とケヤキが生い茂っていた。山南陽面からは多くの玉石が産出され、山北陰面からは多くの鉄が産出された。伊水はこの山より流れ出て西へ向かい黄河へと注いだ。山中の野獣は橐駝が最も多かった。”とあります。

現在では駱駝の異名として使用される場合があります。

山海経を読もう!No,3 五蔵山経北山経編

出典:baidu

瑶碧(ようへき yao2bi4 ヤオビィ)

瑶碧は山海経に記載が見られていますが、実態はよくわかっていない怪物です。

山海経の大荒北経には、”東北海の外の大荒の中、河水の間、附禺の山に帝顓頊と九人の妃が葬られた。【丘鳥】久、文貝、離俞、鸞鳥、皇鳥、大きな生き物、小さな生き物がいた。青鳥、琅鳥、玄鳥、黄鳥、虎、豹、熊、罴、黄蛇、視肉、■瑰、瑶碧がおり、この山の周囲に出没していた。”とあります。

この他には山の名前としてもあります。

山海経大荒北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,17 大荒経大荒北経編

出典:baidu

山駱(さんらく shan1luo4 シャンルオ)

山駱は山中に住む怪獣ですが、よく麋鹿と共に書かれています。




山海経の北山経には、”さらに北へ五十里に県雍山があり、山上には玉石が豊富に埋蔵され、山下には銅が豊富に埋蔵されていた。山中の野獣は大部分が山駱と麋鹿であった。”とあります。

山海経北山経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,3 五蔵山経北山経編

さらに、中山経にも記述が見られ、”中央第二列山系について。済山山系の首は輝諸山と言い、山上には桑の木が生い茂っており、山中の野獣の大部分は山駱と麋鹿(大型の鹿)であり、禽鳥の多くは鶡鳥であった。”とあります。

山海経中山経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,5 五蔵山経中山経編

出典:山海経

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