吉量:乗るだけで寿命が千年増えると言う伝説の馬

吉量(きつりょうji2liang4 ジーリャン)

吉量は古代伝説中に出てくる神馬名です。山海経の海内北経には、”犬封国は犬戎国とも言い。そこに住む人は皆犬のようであった。犬封国には一人の女性がおり、地に跪いて人に向かって酒と食べ物を捧げて献上していた。そこにはさらに文馬がおり、白色の体に紅色の鬣をしており、眼は黄金と同じように燦燦と輝いており、名を吉量と言い、その上に乗った者は千年の長寿を得るという。”と言う記述がみられます。

山海経海内北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,12 海内経海内北経編




文馬とは模様のある馬と言う意味ですが、白色の胴体だけを見るとアルビノの白馬を連想します。しかし、鬣(たてがみ)が紅色で目が黄金ですので、このような色合いの馬であると取れます。

さらに、山海経海外西経中には、”奇肱国は一臂国の北面にあり、そこに住む人々はみな腕が一本と三つの眼があり、眼は陰陽を成し陰は上に陽は下にあった。吉良という名の馬に乗っていた。”とあります。

山海経海外西経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,7 海外経海外西経編

犬封国も奇肱国も異民族の住んでいた国を指しています。犬封国に住む人は犬のようであるとされており、奇肱国の人々も腕が一本と三つ目という奇妙な風貌です。昔のことですので、犬封国の人々は頭部のついている狼の皮を頭からかぶる風習があったのかもしれませんし、奇肱国の人々は額に刺青を入れていたり装飾などをしていたりしていたために見間違えて三つ目と理解されたのかもしれません。目が陰陽とは円を白黒で分けた中国でよく見る太極の事だと思います。しかし、一本腕に関しては説明できませんが、何か事情があったのでしょう(;´∀`)

吉量と吉良の量と良は日本語の音読みでは両方ともりょうと読みます。このような漢字は現在の中国語の読み方でも同じ場合が多く漢字が異なっていますが、両者とも中国語でliang(リャン)と読みます。アクセントが少々異なりますが、ほぼ同じ発音ですので、同一の馬を指している可能性が高いです。

ちなみに乗るだけで寿命が増える系の神獣に関しては上がおり、白民国に居る乗黄と言う狐に似た神獣は乗るだけで寿命が二千年増えたと言います。

出典:baidu

下のリンクをクリックすると中国の神獣や妖怪をまとめたページへ移動します。

中国の神獣妖怪のまとめページ




スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク