山海経を読もう!No,14 大荒経大荒東経編

山海経は不思議の宝庫です。その内容は地理から不気味な生き物まで様々な内容が書かれています。山海経は山経と海経に大きく分かれており、現在では合計18経が残っています。今回はその山海経の内、海経の海内経、海内南経をホンヤクこんにゃくを食べたつもりになって翻訳してみました( ´∀`)

山海経翻訳シリーズNo,14 大荒経大荒東経編です。

山海経の概要に関しては以下をご覧ください!

山海経:中国の妖怪はここから来ている!妖怪のネタ帳として有名な山海経

山海経のその他の翻訳に関しては以下をご覧ください!

山海経翻訳まとめページ

  • 翻訳文

東海の外に底知れぬ深さの谷間があり、少昊が建国した地方である。少昊はこの地で帝顓頊を育て、帝顓頊は幼いころこの谷で琴瑟を落とした。

少昊はに関しては以下をご覧ください!

少昊:黄帝の息子で鳳凰を中国中に広めた五帝

顓頊に関しては以下をご覧ください!

顓頊:黄帝の孫で中国古代の国家である華夏王朝の始祖。

甘山という名の山があり、甘水がこの山から流れ出て、その後甘淵を成して流れた。

大荒東南の隅に皮母地丘という名があった。

東海の外の大荒の中に大言山という山があり、太陽と月が初めて昇る地方である。

波谷山という山があり、この山の中に大人国が有った。大人は市を開き売買を行い、大人堂という山の山上にあった。一人の大人がうずくまって両手を広げていた。

大人に関しては以下をご覧ください!

小人国があり、その国の人々は作靖人と称される。

小人に関しては以下をご覧ください!

神人がおり、人面で野獣の体で犂と言った。

犂に関しては以下をご覧ください!

潏山があり、楊水はこの山から流れ出ていた。

蒍国があり、その国の人々は黄米を食料とし、老虎、豹、熊、羆の四種の獣を飼いならして駆使していた。

大荒の中に合虚山という名の山があり、太陽と月が初めて昇る地方である。

中容国という国があり、帝俊は中容を生んだ。中容国の人々は野獣の肉、樹木の果実を食べ、老虎、豹、熊、羆という四種類の野獣を飼いならして駆使していた。

俊に関しては以下をご覧ください!

東口山という山があり、君子国は東口山にあった。この国の人々は帽子をかぶり腰には宝剣を帯びていた。

司幽国という国家が有り、帝俊が晏龍を生み、晏龍は司幽を生み、司幽は思土を生み、そして思土は妻を娶らなかった。司幽はさらに思女を生み、思女は嫁がなかった。司幽国の人々は黄米飯を食べ、野獣の肉を食べた。四種の野獣を飼いならして駆使していた。

大阿山という名の山があった。

大荒の中に高い山があり、明星山と言った。この地は太陽と月が初めて昇る地方であった。

白民国という国家が有った。帝俊が帝鴻を生み、帝鴻の子孫が白民となったため白民国の姓は銷であり、黄米を食物とし、老虎、豹、熊、羆の四種の野獣を飼いならして駆使していた。

青丘国という国があった。青丘国には狐がいて、九条の尾があった。

九尾狐に関しては以下をご覧ください!

九尾狐:元々はおめでたく徳の高い神獣とされていた青丘山の九尾狐

一群の柔仆民と称す人々がおり、柔仆民の住む国土は肥沃であった。

黒歯国という国家が有り、帝俊の子孫が黒歯となったので、姓は姜でそこに住む人々は黄米飯を食べ、四種の野獣を飼いならして駆使していた。

夏州国という国家が有り、夏州国の付近に蓋余国があった。

神人があり、八つの頭部がありすべて人面で、寅の体に十条の尾があり、名を天呉と言った。

天呉に関しては以下をご覧ください!

大荒に三つの高い山があり、それぞれ鞠陵于天山、東極山、離瞀山と言い全て太陽と月が初めて出て昇る地方であった。神人がおり、名を折丹と言い、東方人は単に折と呼び、東方から吹く風を俊と言った。折丹は大地の東極を管轄し風を起こし風を停める。

折丹に関しては以下をご覧ください!

東海の島嶼の上に神人がおり、人の顔で鳥の体をしていた。耳には二条の黄色の蛇を掛け、足の底には二条の黄色の蛇を踏んでいた。名を禺猇と言った。黄帝は禺猇を生み、禺猇は禺京を生んだ。禺京は北海に、禺猇は東海に住んでおりどちらも海神である。

禺京に関しては以下をご覧ください!

禺猇に関しては以下をご覧ください!

招揺山があり、融水がこの山から流れ出す。玄股国という国があり、そこに住む人々は黄米飯を食べ、四種の野獣を飼いならして駆使していた。

困民国という国があり、そこに住む人々の姓は勾で、黄米を食物としていた。王亥という人物がおり、両手で一羽の鳥を掴み鳥の頭を食べていた。王亥は肥った牛の一群を有易族人の所で飼っており、水神河伯の所であった。有易族人は王亥を殺し、その肥った牛を没収した。河伯は有易族人を心を痛め、有易族人がこっそり逃げ出すことを助け、野獣が出ない地方で国家を建立した。彼らは今は野獣の肉を食べ、国の名前は揺民国と言った。別の言い方をすると、帝舜が戯を生み、戯の子孫が揺民であった。

舜に関しては以下をご覧ください!

舜:五帝に数えられる古代中国の名君で意地悪な親にも忠孝を尽くした帝

河伯に関しては以下をご覧ください!

海内に二柱の神人がおり、そのうちの一柱を女丑と言った。女丑は一匹の大きな螃蟹(かに)を付き従えていた。

女丑に関しては以下をご覧ください!

大荒れの中に孽摇頵羝という名の山があった。山上には扶桑樹あり、三百里に渡ってそびえ立っていた。葉の形状は芥菜(からし菜)葉のようであった。温源谷という山谷があり、湯谷上面には扶桑樹が生い茂っており、一つの太陽が先ほど湯谷に戻り、別の一つの太陽が先ほど扶桑樹の上を出て去った。全て三足鳥の背中に乗っていた。

三足鳥に関しては以下をご覧ください!

神人がおり、人面で大きな耳をしており野獣の体で、耳には二条の青い蛇を掛け、名を奢比屍と言った。

奢比屍に関しては以下をご覧ください!

五彩羽毛の一群の鳥がおり、対を成して舞っていた。天帝帝舜は天下から降りてきてこの鳥と親交を結んだ。帝舜は下界の二つの祭壇におり、この五彩鳥を管理していた。

五彩鳥に関しては以下をご覧ください!

大荒に猗天蘇門山という山があり、太陽と月が初めて昇る地方であった。

壎民国という国があった。綦山、座揺山、【鬲曾】山、門戸山、盛山、待山があった。さらに一群の五彩鳥がいた。

大荒れに壑明俊疾山という山があり、太陽と月が初めて昇る地方であった。この場所にさらに中容国があった。

東北海外に三青馬、三騅馬、甘華樹があった。この場所にはさらに遺玉、三青鳥、三騅馬、視肉怪獣、甘華樹、甘柤樹があった。これらの樹木が育つ地方である。(三青馬三騅馬は通常の馬のこと。)

視肉に関しては以下をご覧ください!

女和月母国という国があり、鵷という神人がいた。北方人は鵷と呼んでおり、その場所に吹く風を【犭炎】と称していた。鵷は大地の東北の隅に住み、太陽と月が昇降する時間や太陽と月が交わって大混乱を起こさないように管理していた。

鵷に関しては以下をご覧ください!

大荒の東北の隅に凶犁土丘山という名の山があった。応龍はこの山の最南端に住んでおり、神人蚩尤と神人誇父を殺したため再び天に帰れないためである。天上は雲を造り雨を降らす応龍がいないため、下界にはよく干害が起こっていた。下界の人々は干ばつが起こると応龍様子を見て雨を求め、大雨を得た。

応龍に関しては以下をご覧ください!

応龍(應龍):兵神蚩尤を討ち取った中国最強の龍

東海には流波山があり、この山は東海に入る七千里に地方にあった。山には野獣が住んでおり、形状は普通の牛のようで体は青蒼色をしており角は無く、蹄があった。海水に出入りするときには大風大雨を伴い、その身体から発する光は太陽や月と同じでその咆哮は雷鳴と同じであった。名を夔と言った。黄帝は夔を得て、その皮で太鼓を造り、雷獣の骨で造ったバチでその太鼓をたたくと、雷鳴のような声が五百里の外まで響き渡った。これを用いて天下に威を示した。

夔に関しては以下をご覧ください!

黄帝に関しては以下をご覧ください!

黄帝:中国の始祖であり古代神話中最大の功労者

  • 原文

东海之外大壑,少昊之国。少吴孺帝颛顼于此,弃其琴瑟。
有甘山者,甘水出焉,生甘渊。
大荒东南隅有,名皮母地丘。
东海之外,大荒之中,有山名曰大言,日月所出。
有波谷山者,有大人之国。有大人之市,名曰大人之堂。有一大人踆其上,张其两耳。
有小人国,名靖人。
有神,人面兽身,名曰犂。
有潏山,杨水出焉。
有蒍国,黍食,使四鸟:虎、豹、熊、罴。
大荒之中,有山名曰合虚,日月所出。
有中容之国。帝俊生中容,中容人食兽、木实,使四鸟:豹、虎、熊、罴。
有东口之山。有君子之国,其人衣冠带剑。
有司幽之国。帝俊生晏龙,晏龙生司幽,司幽生思土,不妻;思女,不夫。食黍,食兽,是使四鸟。
有大阿之山者。
大荒中有山,名曰明星,日月所出。
有白民之国。帝俊生帝鸿,帝鸿生白民,白民销姓,黍食,使四鸟:豹、虎、熊、罴。
有青丘之国,有狐,九尾。
有柔仆民,是维嬴土之国。
有黑齿之国。帝俊生黑齿,姜姓,囗食,使四鸟。
有夏州之国。有盖余之国。
有神人,八首人面,虎身十尾,名曰天吴。
大荒之中,有山名曰鞠陵于天、东极、离瞀,日月所出。名曰折丹--东方曰折,来风曰俊--处东极以出入风。
东海之渚中,有神,人面鸟身,珥两黄蛇,践两黄蛇,名曰禺【豸虎】。黄帝生禺【豸虎】,禺【豸虎】生禺京。禺京处北海,禺【豸虎】处东海,是惟海神。
有招摇山,融水出焉。有国曰玄股,黍食,使四鸟。
有困民国,勾姓而食。有人曰王亥,两手操鸟,方食其头。王亥托于有易、河伯仆牛。有易潜出,为国于兽,方食之,名曰摇民。帝舜生戏,戏生摇民。
海内有两人,名曰女丑。女丑有大蟹。
大荒之中,有山名曰孽摇【君页】羝。上有扶木,柱三百里,其叶如芥。有谷曰温源谷。汤谷上有扶木,一曰方至,一曰方出,皆载于乌。
有神,人面、犬耳、兽身,珥两青蛇,名曰奢比尸。
有五采之鸟,相乡弃沙。惟帝俊下友。帝下两坛,采鸟是司。
大荒之中,有山名曰猗天苏山,日月所生。
有【土熏】民之国。有綦山。又有摇山。有【融虫换曾】山,又有门户山,又有盛山。又有待山。有五采之鸟。
东荒之中,有山名曰壑明俊疾,日月所出。有中容之国。
东北海中,又有三青马、三骓、甘华。爱有遗玉、三青鸟、三骓、视肉、甘华、甘柤。百谷所在。
有女和月母之国。有人名曰【上鸟下宛】--北方曰【上鸟下宛】,来之风曰【犭炎】--是处东极隅以止日月,使无相间出没,司其短长。
大荒东北隅中,有山名曰凶犁土丘。应龙处南极,杀蚩尤与夸父,不得复上,故下数旱。旱而为应龙之状,乃得大雨。
东海中有流波山,入海七千里。其上有兽,状如牛,苍身而无角,一足,出入水则必风雨,其光如日月,其声如雷,其名曰夔。黄帝得之,以其皮为鼓,橛以雷兽之骨,声闻五百里,以威天下。

出典:baidu

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