中国神話の神様特集第五弾です。
天神据比(てんじんきょひ? tian1shen2ju4bi3 ティエンシェンジュゥビィ)
天神据比は古代中国の神様ですが、山海経では据比屍として遺体として描かれています。
山海経の海内北経には、”天神据比の屍は首を折られ頭髪が散乱しており、手が一本なかった。”とあり、殺害されたことを連想される内容が書かれています。
山海経海内北経に関しては以下をご覧ください!
出典:baidu
祖状屍(そじょうし zu3zhuang4 ズゥージュアンシィー)
祖状屍は宋山に住む神様です。
山海経の大荒れ南経には、”宋山という名の山があり、山中には紅色の蛇がおり、育蛇と言った。山上にはさらに楓木という木があった。楓木はもともと蚩尤の死後に手足を拘束する刑具が変化した木である。神人が今まさに虎の尻尾を咬んでおり、名を祖状屍と言った。”とあります。
蚩尤とは黄帝と涿鹿の戦い(たくろくのたたかい)で死闘を繰り広げた人物で、楓をトーテムとする部族の長と言われています。蚩尤は黄帝に敗れましたが、神話中では軍神として崇められています。
蚩尤に関しては以下をご覧ください!
山海経大荒南経に関しては以下をご覧ください!
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天虞(てんぐ tian1yu2 ティエンユィ)
天虞は山海経の大荒西経に記載が見られ、”大荒の中に日月山という山があり、天の要であった。この山の主峰は呉姖天門山と言い、太陽と月が沈む場所であった。…腕が反対にある神人がおり、名を天虞と言った。”とあります。
腕が反対にあるという不思議な見た目をしている神様として描かれています。
山海経大荒西経に関しては以下をご覧ください!
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女屍(じょし nv3shi1 ニュゥシィー)
女屍は天帝の娘ですが、山で亡くなってしまいました。
女屍は山海経に記載が見られ、”さらに東へ二百里に姑媱山があり、天帝の娘はこの山で死んだ。娘の名は女屍と言い死後に■草に変わった。葉は全て一層一層で花は黄色でありその果実とハマネナシカズラの果実は似ており女人が服用すると美しくそして可愛らしいと感じさせるようになる。”とあります。
女屍は死後には草に変化して生き続けていると言います。
山海経中山経に関しては以下をご覧ください!
出典:山海経
神人天愚(しんじんてんぐ shen2ren2tian1yu2 シェンレンティエンユィ)
神人天愚は天候に関連する神様です。
山海経の中山経には、”さらに東へ二十七里に堵山があり、神人天愚が住んでいたためこの山には常に恐ろしいほどの風と雨があった。山上には樹木があり名を天匾と言い、資格の茎に葵の形状をしており服用すると食事中に食べ物をのどに詰まらせないと言う。”とあります。
この文中では神人天愚は激しい風雨を起こす恐ろしい神様として描かれています。
山海経中山経に関しては以下をご覧ください!
出典:山海経
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中国のどの様な場所に行けば、色々と知れますか?ホンマに?