貫胸国民(穿胸国民):胸に穴の開いている奇妙な人々。ちなみに穴に棒を通して運べます。

貫胸国民(かんきょうこくみん guan4xiong1guo2min2 グアンシオングオミン)

貫胸国は中国神話中でも最も不思議な人たちが住む国と言っても過言ではなりません。その人々とは胸に穴が開いており、その胸の穴に棒を通し、その棒を担いで人を運ぶという不思議な民が住んでいます。胸に穴をあけても死なないばかりか、胸の穴を担がれるために使用するという謎の人々です。

貫胸国の記述がみられる最も初期の書物は山海経で、海外南経には、”貫胸国は滅蒙鳥の東面にあり、そこに住む人々は皆胸の真ん中に空洞が開いていた。別の言い方をすると、貫胸国は載国の東面にあった。”とあります。




滅蒙鳥に関しては以下をご覧ください!

滅蒙鳥:中国古代伝説中に出てくる青い怪鳥

山海経海外南経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,6 海外経海外南経編

この貫胸国の人々は心臓がどこにあるかわからないため、戦争では心臓を狙って致命傷を与えることが出来なかったとされています。

竹書紀年には、”五十九年、貫匈氏が来賓した。”とあり、貫匈氏という名が見られています。

貫匈とは即ち貫胸であり、”穿胸”とも称します。つまり、貫胸国は”穿胸国”とも称します。貫胸国の人々は貫胸人や穿胸人、穿胸民とも称されます。この民族は古代中国の南方にいたとされる部族とされています。一方で、山海経にある胸に空いた穴に竹の棒を通すというのは誤読であり、実際は胸の前と背中の皮を刃物で穴をあけ、勇敢さを競っていたのではないかという学者もいます。

ベトナム、タイなど東南アジアの国ではこのようなような習慣があると指摘があり、学者の中では胸の字は実は鼻のことではないかという主張も見られます。即ち、貫胸は、穿鼻となる訳です。その他の説では、貫胸と古代中国の巫術に関すると言うものです。これは巫術の表現の一環で行われた祭祀活動で行われたのではないか、ということです。一般には貫胸とは古代の南方の百越族特有の奇怪な衣裳に由来しているのではないかと言われています。

  • 貫胸人とは一体何なのか?

実際には誰しも貫胸人も穿胸民もあり得ない、と考えています。当然すぎる見解ですが、一方で胸に穴が開いているなど不可思議な伝承には何かしら元となった出来事なり風俗なりがあったと考えられます。最も説得力があると思われる説は、巫術に由来しているという説です。巫術はシャーマニズムであり精霊信仰です。トーテムを持つことも特徴であり様々な儀式を伴いますので、その儀式の一環に由来していると言うものです。

考えたくないのが、その儀式で実際に生きている人間の胸に穴をあけて竹の棒を…怖過ぎるのでこれ以上書けません(´;ω;`)

出典:baidu

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