強良:蛇をくわえている虎の頭をした神

強良(きょうりょう qiang2liang2 チアンリアン)

強良は中国の古代神話に出てくる虎の頭と人の胴体を持つ神です。両手には一匹ずつ黄蛇と持っている姿として認識されています。これはもともと山海経・大荒北経の、”大荒中に北極天柜山という名の山があり、海水は北面からこの場所へと注いでいた。神人がおり、口には蛇をくわえ手には蛇を握っており、その形状は虎の頭に人の体であり、四本の蹄と長い腕があり、名を強良と言った。”という文に由来しています。

山海経・大荒北経に関しては以下をご覧ください!

山海経を読もう!No,17 大荒経大荒北経編

古代中国にはトーテム信仰と言いますが、動物などと部族が一体化しているという信仰がありました。例えば虎を信仰している部族は自分たちと虎はつながっているとして、虎の図柄を象徴的に信仰していました。




元々は実在する動物が信仰対象でしたが、やがて龍や鳳凰などの想像上の生き物が信仰対象になっていきました。中国神話に神獣が多く出てきますがこれはトーテム信仰と密接に関わっており、例えば神話上に龍が出て来たらそれは実際の龍ではなく、龍をトーテム信仰していた部族の事を指しているのです。

このトーテム信仰を持っていることで有名な人々にネイティブアメリカンの人々がいます。強良は何とこのネイティブアメリカンのトーテム信仰との共通点がある神として注目されているのです。

氷河期になると海面が下がり、ユーラシア大陸からアメリカ大陸へと移動が可能な時期がありました。直近では一万二千年前ごろで、この時蒙古人たちがトーテム信仰と共にアメリカ大陸へと渡ったと言われています。この蒙古人たちが最初にアメリカへ渡った人々ではなく四万年ほど前にすでに別なグループがアメリカ大陸へと到着していたと言われています。

今から一万三千年から一万千年ほど前に、中部アメリカでは大獣狩人文化が出現しました。この文化はこれより前にアメリカへと渡った遊牧民によって創造されています。そして一万千年から八千年ほど前にはこの文化は突然変化しており、東アジアや東北アジアの同時代の石器に見られる特徴を備えています。この時、トーテム信仰もこの時期にアジアからアメリカへもたらされた可能性が考えられいます。

強良はこのアメリカ先住民の信仰との関連性が指摘されており現在研究がなされています。

出典:baidu

今回は強良と言う神様のお話でした。強良は山海経に出てくる他の神様と同様に人間と他の動物が合わさった外見をしています。強良の場合は人間と虎が合わさっておりさらに蹄と言う馬の特徴も持っています。さらに四つの蹄と言うことより脚が四本あったと想像できますので虎の頭に人の体に四本の蹄と想像し難い複雑な形状をしています。

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