電母:怒らせたら中国一怖い雷公の奥さん((;゚Д゚))

電母 (でんぼ 电母 dian4mu3 ディエンムー)

電母は中国民間信仰と道教で奉じられている女神です。またの名を閃電娘娘、金光聖母、朱佩娘と言い、中国古代神話中の雷公の妻です。主に閃電を司っています。通常の仕事で閃電を起こす以外には、雷公と夫婦喧嘩をしているときに天に雷電が発生すると言われています。

雷公に関しては以下をご覧ください!

雷公:雷公、雷神(比較級)、雷王(最上級)、雷神の三段活用

雷公は雷の神で陽に属し故に公と称します。一方の電母は閃電の神で陰に属し故に母と称します。雷崇拝は古い昔からあり、信仰されてきました。日本でも雷の語源は神鳴りとも言われ、神様の成せる技と考えられていました。

電母は雷神信仰の中で分化され形成されました。早期の雷神は雷電も司っていました。《十駕齋養新録》は《管輅別伝》を引用し、”即ち、当時はすでに雷公電父”という言い方があった。”とあります。その後、陰陽の対立に即して男女の対と成し、電父は身を揺すると女性になったとも言います。電母という名称は遅く宋代に現れています。

元代には軍中に電母旗がありました。《元史・輿服志》には、”電母旗はに、女性を形どった神人を描いており、朱の裳と白のズボンを穿いており、両手には光があった。”とあります。電母は西遊記や封神演義にも描かれており、封神演義では金光聖母と称されています。明代の余象斗の《北遊記》では、電母は朱佩娘娘といい、雷神は彼女に二面の雷電鏡を授けており、雷神が人に雷を放つときに照らします。

清代の黄斐黙の《集説詮真》には、”清代の中国の民衆の間では電母は端正な若い女性の容姿として描かれており、両手には鏡を持っており、電母秀天君と呼ばれていた。”とあります。その容姿は明代の小説と関連性が見られます。

要するに、電母が雷に属する神であり雷神に相当することは、中国では電母は気象の神として祀られているということです。蘭州の金天観中に雷壇があり雷祖が祀られています。左右の列には十大雷神、雷公、電母、風伯、雨師などが立ち並んでいます。

風伯と雨師に関しては以下をご覧ください!

黄帝を苦しめた中国最凶の風神、雨神コンビ、風伯と雨師

  • 電母の仕事

雷公電母の仕事は雷電を司ることです。しかし、先秦から両漢を通して民衆は雷公電母に雷電を以て悪を懲罰する姿を与える善の姿で描かれています。司馬遷の《史記》の《殷本紀》には、殷の27代王、武乙に関してこのように書かれています。”武乙無道、暴雷震死” これは愚帝であった武乙が雷に打たれて死んだ、ということですが天罰が下ったという意味を含んでいます。

道教は古代の雷公と電母の信仰を継承しています。唐五代高道杜光庭は《道門科范大全集》で多種多様な雨乞いの祈祷中で、全て雷公電母が雨乞いの対象となる神霊として書かれています。北宋以後の神霄派、清微派の道士は雷法の術を行っていました。《道法会元》には、雷法の基礎は”気”であり、”道中の法者、静に則り龍虎と交わり、動に則り雷霆を叱る。” とあります。雷公は九天応元雷声普化天尊(即ち雷祖)の下位の神霊であり、術を施して雷公を召喚して雷を起こします。

出典:baidu

なんと道教には雷公の召喚術があったのです!雷公を呼び雷電を起こす、ファイナルファンタジーで例えるならラムウを召喚するようなものですかΣ(゚Д゚) 応龍を召喚できればバハムートクラスの強さでしょう((;゚Д゚)) フェニックスは鳳凰でラミアは化蛇ですか( ´∀`)

道教ではキョンシーを作る術なども伝えられていますので、調べれば調べるほどなんかすごい宗教ですね((;゚Д゚))

下のリンクをクリックすると中国の神獣や妖怪をまとめたページへ移動します。

中国の神獣妖怪のまとめページ

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク