風狸:大病に効く不思議な薬効を持つ貂のような怪獣

風狸(ふうり feng1li2 フォンリー)

風狸は別名風生獣ともいいます。貂(てん)に似ており青色で火で焼かれても死なず、刀で斬ろうとしても入らず、これを打つと皮の袋を打っているように感じると言います。錘(すい。西洋のメイスのような武器)で頭を数千回叩くと死にますが、その口内に風が入っただけで生き返ります。アヤメでその鼻をふさいで殺す方法もあると言います。

風狸はウサギのようで兎よりも小さく高い樹木の上で生活しています。風が吹くと別の木に移り果実を食べます。目は紅色で尾は短く、毛の色は青黄に黒が混じっています。その模様は豹に似ています。

《抱朴子(仙薬)》には、風狸の体には部位ごとに薬効があるとされており、脳は酒に浸けた後に服用すると各種風邪もしくは風邪により引き起こされる疾病に効くとされています。菊の花と合わせ十斤(重さの単位でその重さは年代により異なるが一斤500グラム前後。)服用すると不老長寿になると言い、五百歳まで生きられるとされています。




また、尿にも同様に風邪の諸症状に効くとされています。同様の薬効は風母にも見られ、こちらは漢方薬の原料である風母草開花という植物を指しています。

唐の段成式の《酉陽雑俎》に、”南中に風狸という獣がおり、猿のようで眉は長く人を見ると頭を低くする。その尿は風のように速く薬効が現れる。”とあり、宋の范成大は《桂海虞衡志・志獣・風狸》で、”風狸はその形状は黄猿に似ており蜘蛛を食べる。昼は即ちハリネズミのように丸まっているが、風が吹くと即ち空中を飛行する。その尿及び乳は大病を治癒してしまうという不思議な効果がある。”と書かれています。

出典:baidu

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