中国のユネスコ世界遺産紹介第二回目です。
嵩山(すうざん)建築群
嵩山は古代より神聖な山として崇められており、漢、魏、唐、宋、元、明、清と時代の流れの中で、中岳廟、法王寺、嵩岳寺、少林寺など多くの寺廟が建てられてきました。建築の技法は時代の変化に従い変わって行き、この嵩山には様々な技法で作られた建物が数多くあります。2010年8月1日に世界遺産登録。
山西五台山(ごだいさん)
五台山は浙江省の普陀山、安徽省の九華山、四川省の峨眉山と並んで中国の仏教4大名山と呼ばれ、金五台、銀峨眉、銅普陀、鉄九華とも呼ばれています。ネパールのルンビニ、インドのブッダガヤ 、インドのサールナート、クシーナガラと並んで仏教五大聖地の一つに数えられます。2009年6月26日に世界遺産に登録されました。
三清山(さんせいざん)
江西省の北東、浙江省との省境に位置し、三清山は南北に細長く、異なった成因の花崗岩が分布し多様な峰を形成しており、また、生息している植物、動物の種類が非常に多いことでも有名である。 2008年7月8日に世界遺産に登録
福建土楼(ふっけんどろう)
福建土楼は宋元時代に作られ、明末期に成熟した、独特の建築スタイルを持った客家(漢民族)の民家建築で主に福建省西部と南部の山中に点在しています。奇抜な形状で規模も大きく、堅牢であることから”東方の古城”とも呼ばれます。2008年7月6日に世界遺産に登録されました。
開平の望楼と村落(かいへいのぼうろうとそんらく)
開平の村落は 珠江デルタの西南部に位置し、独特の石造りの家が立ち並んでいることで有名です。最盛期では3,000以上、現存しているもので1,833軒残っており、様々な形状の石の家が立ち並んでいます。2007年6月28日に世界遺産に登録されました。
中国南方カルスト(ちゅうごくなんぽうかるすと)
石灰岩の侵食により形成された大規模なカルスト地形です。 雲南省の石林、貴州省の茘波、重慶市の武隆など、中国南部に広く見られるカルスト地形です。2007年6月27日に世界遺産に登録されました。
中国安陽殷墟(いんきょ)
殷墟は殷王朝後期の首都の遺跡として発掘された、中国考古学史上の大発見の一つです。殷墟の発見は中国の商王朝の存在を証明し、中国の古代史を説明する重要な遺跡となりました。2006年7月13日世界遺産に登録されました。
出典:东北网