地球ができたときの海の色は淡緑色であったと推測されている

46億年前に地球が誕生したといわれています。地球ができた当時は隕石の衝突を繰り返していたため、火の玉の高温状態で、水も水蒸気で海と言えば岩石がドロドロに溶けた溶岩の海しかありませんでした。その後、徐々に冷えて空気中の水蒸気が雨となり地上に降り注ぎ水の海ができました。このとき当然生命はおらず、死の海でした。

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現在の海の色は青ですが、地球誕生当時の海の色は何色であったのでしょうか?それは淡緑色であると推測されています。なぜ淡緑色かというと、その当時の海には溶岩から溶け出した2価の鉄イオンが大量に溶けていたからです。そして、約27億年前に最初の藻類が誕生し、光合成を開始し、酸素を放出しだしました。このとき、鉄と酸素が結びついて海底に沈殿しました。これが現在産出されている鉄鉱石の地層です。この酸素放出により、海の色は淡緑色から数億年かけて今のような青色へと変わっていったと考えられています。藻類は太古の地球環境を変えてしまった偉大な生き物でした。
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また、この原始的な藻類はシアノバクテリアとよばれ、この原始的な藻類は今でもオーストラリアの西海岸、シャーク湾でストロマトライトして見ることができます。

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ちなみになぜ海が青く見えるかというと、水が赤い光、つまり波長の長い光を吸収しやすいので、水中には波長の短い青い光が取り残されるという寸法です。

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