衛星により大昔にサハラ砂漠を流れていた川の跡が見つかる

現在からは想像することは難しいかと思いますが、西サハラ砂漠にはかつて多くの川が流れており、全域が植物に覆われていました。科学者たちが衛星写真から、520kmにわたる広大な川のネットワークを見つけ、その川は245,000年前ごろまでは存在していたことを突き止めました。このような川のネットワークの跡が見つかったのは今回が初めてで、過去のアフリカ大陸の状況や、暖かかった気候の解明につながると期待されています。
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現在、西サハラ砂漠では、大きな川はありません。砂が動いているだけです。専門家は以前は大昔の川の存在に懐疑的でしたが、深海で川により生み出されたと考えられる形状の砂岩が見つかったため、川の存在がにわかに信じ始められました。

さらに、西サハラ砂漠沖の大陸棚に広大な川の跡があることも見つけましたが、今まで直接的な証拠が見つかりませんでした。”この論文では、衛星の画像データに基づき、モーリタニアの乾燥した海岸に大きな古い川の跡を見つけた。そこには現在風で運ばれた堆積物が積もっている。”と論文には書かれています。

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”他の論文から地理的、地形的な観点や堆積物などの傍証となるデータを集め、組み合わせて、今回の結果を得ました。この結果は、245,000年前の多湿な時期に活発だった大きな川のネットワークをの存在を提案しています。”フランス海洋資源研究所(IFREMER)のCharlotte Skonieczny博士とその同僚は、パルサーと呼ばれる軌道衛星の特殊なレーダーを用いました。このレーダーは、砂丘などの堆積物を貫いて、その下部を見ることができ、砂の下に隠されて地形を探ることができます。


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この技術を用いて、研究チームは520kmにも渡る広大な古い川のネットワークを明らかにしました。この川の位置は、以前隣接する海岸線で見つかった水没した谷の位置とほぼ一致していました。この発見は、西アフリカの堆積物の詳細を明らかにし、大昔のより多湿でおそらく緑が豊かだったサハラ砂漠を描写してくれると期待されます。サハラ砂漠は、260万年前は多湿であったことを示す可能性がいくつか発見されており、川の形成と密接にかかわっています。このサハラ砂漠が緑でおおわれていた時期は、人類を含む多様な動植物が生きることができたと推測されます。
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”この時期はアフリカが多湿だった時期として、AHPsと呼ばれていますが、北アフリカ全体の水の循環の変化をもたらしました。” と、Nature Communicationsに投稿された論文で述べられています。”降雨帯の変化は、サハラ砂漠の河川の形成に大きく関与しています。これにより、周辺の海域へ、真水が流れ込むようになります。地中海と大西洋の海洋堆積物は、更新世中期の北アフリカでは、季節風が変化しやすかったことを示しています。”堆積物の記録では、直近のアフリカが多湿だった時期は11,700年から5,000年前の期間であったと述べられています。

出典:dailymail

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