ネアンデルタール人はサーベルタイガーと死闘を繰り広げていた可能性がある

最新の研究によれば、ネアンデルタール人は、巨大な牙をもつネコ科のサーベルタイガーと死闘を繰り広げていたのではないかという説が出されている。ドイツ北部のショーニンゲンの発掘現場で働く古生物学者が、ネアンデルタール人とヨーロピアンサーベルタイガーが、お互いにすぐ近くで生活していたことを発見しました。しかし、ネアンデルタール人がサーベルタイガーを狩っていたのか、サーベルタイガーがネアンデルタール人を狩っていたのかまだ不明です。考古学者は、サーベルタイガーの歯を5つと、上腕骨を1つ発掘しました。その場所には30万年前のHolsteinian間氷期にネアンデルタール人が住んでおり、彼らが作ったとみられる、槍や焼けた棒や、両端が尖った棒など加工された木片が多数見つかっています。

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The Journal of Human Evolutionに投稿された本研究では、”同じ獲物を狩る動物がライバルとして近くに住んでいるのであったなら、更新世中期の後半のヒト属の生活に確実に影響を与えていたと考えられます。この発見は、これまで発掘されたネアンデルタール人の木製の槍は、獲物を狩るときのみ必要であったわけではなく、身を守る武器として必要であった可能性があることを示唆しています。”と結論付けています。

1994年から1998年の間に、考古学者たちはショーニンゲンの発掘現場で30万年以上前の木製の槍を発掘しました。それらは露天掘りのかっ炭鉱山で見つかり、この遺物の中には16,000もの動物の骨が含まれていました。そのうち20は野生の馬で、骨には屠殺の跡が見られました。遺物の発掘は、テュービンゲン大学の考古学科のジョルディ・セランジェリ氏と他の大学からの研究グループによってなされました。サーベルタイガーと有史以前の人類との出会いは、映画や漫画ではポピュラーなテーマです。


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サーベルタイガーは巨大な犬歯を持ち、マンモスやサイなどを狩ることができた可能性があります。しかし、3歳までは比較的小さな歯でした。最近の研究では、長くてナイフのような犬歯は、成長期の後半にならないと伸びてこないのではないか、と提案されています。しかし、いったん伸びだすと、ライオンの2倍くらいの大きさまで急速に成長します。
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サーベルタイガーはネコ科のスミロドンと言い、近年研究が進んでおり、1万年前に絶滅するまで南北アメリカに住んでいました。この巨大な猫は、二本の巨大な犬歯が象徴的で、この犬歯は18センチ程度まで大きくなります。保存状態の良い骨が研究に用いられていましたが、年齢や成長期の段階などほとんど知られていませんでした。南カリフォルニアのクレムゾン大学の研究者たちは、ロサンゼルスのラ・ブレア・タールピットから発掘された標本を詳細に調べました。

彼らはエックス線を用いた酸素同位体の分析結果と、サーベルタイガーの上部犬歯の生えるタイミングの計算結果を用いました。その結果、サーベルタイガーの有名な長い牙を除いたそのほかの歯は、生後14か月から22か月で生えそろうという結果が得られました。研究者は、サーベルタイガーの長い犬歯は3歳あたりで生えてきています。これは、現生する同じネコ科を比較して遅い成長です、と語ります。

出典:dailymail

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