【医学】白血球が寄生虫を攻撃する様子が撮影される

今ここを見ている間でも、あなたの体の中では、感染や病気から守るために免疫システムが活動しています。今回、この免疫システムの一部である白血球の働きが低速度カメラを用いて撮影されました。この映像中では、白血球が一斉に寄生虫に攻撃を仕掛ける様子が撮影されています。

この研究では、好酸性白血球として知られている特定の白血球がエレガンス線虫を含む寄生虫を攻撃するかどうかを調べることが目的でした。

彼らは、線虫をアガロースとして知られるポリマーのゲルの中に吊るして、その中にマウスの髄液から採取した好酸性白血球を入れました。さらに、、テフロンのビーズを含む同一のゲルの中にも好酸性白血球を入れました。一時間後、研究者たちは、蟻の群れののように好酸性白血球が線虫の周りに集まっているのを見つけました。一方、テフロンビーズは攻撃していませんでした。テフロンのビーズを攻撃しなかったことから、好酸性白血球が物体ではなく異質な細胞を選択的に攻撃する性質があることが分かりました。
この白血球の攻撃はコラーゲンのゲル中でも見られました。線虫は、熱かホルムアルデヒドか、ネズミの脾臓もしくは血液から採取された好酸性白血球を用いることで死滅させることができました。元の映像は80分間で30秒ごとに一枚撮られており、この元の動画を編集して、1秒間に15フレームまで縮められています。
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好酸性白血球が選ばれた理由は、多細胞生物の寄生虫や、がん細胞を選択的に攻撃したり、アレルギー及びぜんそくを緩和させる働きを行っているからです。その他の白血球同様に、これら好酸性白血球も、骨髄の中で作られ、血液中へと送り出されています。

好酸性白血球は、細菌を破壊する役目を持った単核球や、ウィルス抗体を作り出すリンパ球、細菌や真菌類を殺すように作られた好中球とも異なります。加えて、好塩基性球白血球は血中の感染源に対して警告を発するものとして使われます。好塩基性白血球は体内の免疫反応をコントロールするためにヒスタミンのようなアレルギー反応を起こす物質を排除する働きを持っています。本研究成果はthe Journal of Experimental Medicineに掲載されています。

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出典:dailymail

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