うつ病の女性は心臓病になる可能性が高いことが明らかに

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医学の進歩に伴ってうつと心臓病には関連性が見られることが判ってきました。しかも、うつ病と心臓病の関連性は、特にお肌の曲がり角に差し掛かったもしくはちょっぴり超えてしまったお姉さま方に強く現れているようです。また、男性より高齢の女性の方が顕著な可能性が指摘されています。この研究を三年間行った結果、55歳以下の女性でうつの症状のある方は、同様にうつ病で苦しむ男性や55歳以上の女性に比べて心臓の冠状動脈に異常がある傾向が高く、心臓麻痺や発作、心臓病による死亡のリスクが二倍以上高いという結果が得られました。




“これまでこの年代の女性の心臓麻痺の割合が男性に比べて高いことが判っていましたが、原因はよくわかっていませんでした。また、この年代の女性は同様にうつ病を罹患する割合も高く、今回の研究により、うつ病がこの高い心臓麻痺率の要因の一つとなっている可能性があります。”とアメリカ、アトランタのエモリー大学のDr. Amit Shah氏は述べました。この研究では、心臓病もしくは心臓病の疑いがあると診断された3000人のうつ症状の患者が調査対象になりました。また、3000人うちの34%が女性でした。 調査に当たって心臓に血液を送る冠動脈のエックス線造影で冠動脈の異常があるかどうかの検査を受けました。そして、医師たちは患者たちを人種や高血圧、心臓病や心臓発作、糖尿病、喫煙の有無などのカテゴリーわけして経過観察したところ、うつ病のある55歳以下の女性では、うつ病の55歳以上の女性もしくは男性に比べて、心臓発作や心臓病による死亡、冠動脈へのステント挿入を行った割合が2.17倍も高かったことがわかりました。さらにこの55歳以下の女性グループは、三年間の調査期間で2.45倍も死亡した割合が高かったです。




この結果は2014/6/18のJournal of the American Heart Associationで発表されています。この結果を見る限り、男性や55歳以上の女性ではうつ病は心臓病と無関係です、と医師たちは述べました。研究を主導した Shah医師はなぜうつ病と心臓病との間に関連性があるのかはまだはっきりとはわからないが、考えられる要因はいくつかあります。ホルモンと(もしくは)神経系の不均衡がうつ病女性の脳内でおきており、それが心臓血管系へ悪影響を与えている可能性が考えられます。そのほかの要因は炎症です。この炎症はうつ病患者で多くみられ、心筋炎などの心臓病の主要因でもあります。うつ病を発症すると炎症を起こすのか、炎症が原因でうつ病になるのか、どちらが先かまだはっきりわかってないのですが、と述べました。Shah医師は、女性の炎症とうつ病のより臨床的な研究が必要であり、その結果次第で、薬で炎症を抑えることでうつ病抑制ができるのではないかと期待しています。

本論文では、その他の可能性として、 女性のストレスやうつへの反応が男性の反応と生理的に異なっている可能性もある、とも述べられていました。”例えば、うつの要因である幼少期のトラウマは、身体の正常な化学的な応答を悪化させ、若い女性に強いストレスを与えることがわかっています。そして、トラウマは心臓病の要因である肥満や代謝異常につながるのです。”




本研究は若い女性の心臓病と心理的な要因、とりわけうつ病のより深い調査の必要性を示しています。とShah医師は述べた。 “この世代の循環器系の臨床研究はまだまだ不十分です。また、心臓病がこの世代の女性の主な死因なので、若い女性のうつ病を減少させることは公共衛生への大きな寄与となることでしょう。”と締めくくります。
出典:livescience

若い女性のみに心臓病とうつ病に関連性が見られるとはちょっと意外でした。うつ病をお持ちの女性は是非とも心臓病に気をつけてください!

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